ジャパン・フェスティバルは、ジャパン・エキスポと並ぶ日本特集見本市で、市民レベルの文化交流祭です。2017もまた、どんな作品も売れる範囲に入れるべく、編集で加勢できるジクレーアートで挑みました。

1月21日、22日の結果は、ジクレー版画は前回より売却数が増え、再び2ケタ。出品総数はわずかに増えただけなので、ひとまず成功です。一人3~4点の出品が増え、無駄のない厳選したコレクションでまとめました。

結果は予想にだいたい合いましたが、やはりサプライズがみられました。今回はモノクロ線画の抽象がいくつかあって、色々と策をこらしたものの、会場では具象が優勢となったように感じられます。次の課題です。

ヨーロッパでは、購入というかたちで評価が出される上に、比較的廉価なジクレーだと、高価で手が出ない問題は小さくなります。購入に至らなかった作品も、反響を調べているところです。

ジャパンフェスティバルベルリン2017会場

この写真は人が少ない時間帯です。原画は平穏な日本画で、ドイツに送りにくい大型サイズで、しかも過去に売れて他国にあります。夏の頃から何度も濃度を変えて、篆刻とサインも何案もやり直した版で、絵と作業の季節が一致し、よい感触でした。
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|01-28|展示会場スケッチ||TOP↑
ジャパン・フェスティバル・ベルリンの2日間、1月21~22日は無事に終わりました。前月に1キロ先でテロ事件があったので、とても心配でした。

お客は多く、最多の時間帯はやはり混雑状態になったようです。ドイツでこんなに人が多いのは初めてという声が、スタッフ役のアーティストから入りました。混雑時は、人の壁で写真が撮れないのがちょっと悩みです。

前回は花火売り場ふうの構えで挑みましたが、今回はごく普通のレイアウトだったようです。成果はこれから分析し、次に活かします。反省会があります。

サブカルが牽引する日本イベントの中にあって、アートフェアコーナーは常に発展途上だと感じています。つまり、皆の出し物が異なる傾向に変わると、そのまま異なる世界に変わってしまうでしょう。

そういう新進の場なのが、冠を付けた老舗アートフェアにない自由感です。こちらの出品はサブカルの文脈に何となく乗せながらも、ピュアアートの本線をけっこう守っています。

少数精鋭的になっていることも確かです。何でもいいや、というふうにはしていません。見るだけでなく買うつもりでお客が来ているから、アーティストとよく打ち合わせて準備しています。
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ジャパンフェスティバルベルリン2017会場

これは今回手間をかけたひとつで、イケました。元の原画は紙が上下とも一部斜めになっていて、普通に切るとイメージが欠けてしまいます。

そこで、押したり引いたり塗ったり、できるだけ上下をかせぎ、規定の最大サイズに届かせています。そのため、最上部はややふくらんで、龍が末広がりで派手な第二原画となりました。再現できない特別リマスター版です。

ドイツからのFacebook

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ドイツから時々写真が貼られます。
https://www.facebook.com/Japan-Festival-Berlin-ART-from-Japan-3Etage-1218968281490646
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最近、購入客がついたのはこれ。興味深いのは、サブカルがかった画に、ヨーロッパの関心が向いている傾向です。今に始まったことでもなく、ペーパーアートコレクションでもサブカルふうがいくつも売れていました。

以前は、「自分はサブカルだ」と言えば、B級グルメ的なへりくだった意味でした。イラスト系やコンピューター画なら平気でそう自称できても、誇り高き伝統的油彩画としては「わしゃサブではなくメインだぞ」と。しかし、サブカルと無縁の作風がめっきり減ったのが現状です。

カメラが完全に普及した今では、まず抽象画、そしてデフォルメや省略が進んだ具象画が前線にいて、芸術性を画策しています。デフォルメを進化させると、自動的に劇画ないし漫画とクロスオーバーしていって。結局、具象はサブカルふうへと向かうわけです。別にアニメ出身でなくても。

そして、サブカル度が19ないし88程度が人気なのです。100段階で。作品がサブカル度いくらかは、念のため点検してみるのもよいでしょう。

72-Crimson.jpg

ただし、これは整理整とんではありません。サブカル度5と95が出会うバトル企画も、ここではやっています。
|10-16|展示会場スケッチ||TOP↑
ペーパーアートコレクションを試しに別の場所に移してみることを、ひそかに考えていました。ハンディータイプのセットの利点で、最初から出張もありというふれこみでしたが、考えてみればもう7カ月も Reinhardt 通りでねばっています。半年たった時点で動くべきだったかも。

タイプの違うギャラリーを近くに見つけたようなので、ものは試し。日数消化で終わらせず、リサーチに出かけます。
|11-30|展示会場スケッチ||TOP↑
ドイツも日本と同様、展覧会の旬は11月です。その裏をかいた「芸術の秋」展を夏の終わりの8月末にセットしたものの、現地の都合ですぐに晩秋に変更し、やっとあさってスタートです。理想の季節に戻ってきた感じ。

秋をシーズンとするこじつけ理由として、水性絵具は筆の水洗いを繰り返すから、夏向きの作業になるのかも知れません。美術も実りの秋みたいな感覚です。もっとも、日本でも文化の日のプレミアム度は下がり、展示イベントは年間で分散しています。欧米の有名アートフェアは、意外に秋ではない季節が多いし。

ベルリンは日本最北の稚内より高緯度なので、秋も寒冷で、夏も「うだるような暑さ」「熱帯夜」はなく、やはり梅雨もないということです。今のWinkler画廊に冷房や除湿用エアコンはなく。そういえばドイツ車のエアコンは全て日本製だという経済の話題もありました。

現代美術は季節感と縁遠いイメージがありますが、日本の作品に高温多湿な気分の作風が多い点は、読み方のひとつでしょう。
|10-25|展示会場スケッチ||TOP↑
「ペーパー14」作品がまた売れたと、昨日ありました。小さなイラスト作品です。何とはがきサイズなので、カード類と考えると高価ですが、おもしろいと珍しがられたようです。

そのペーパーアートコレクションには、ファッションフォトや精細な切り絵なども含まれます。シリアス系の作品では、業界人からのアクセスも時々あります。それにしても、全国から集まった様々な作品には、いつも一期一会を感じます。ページをめくっていくと、何かの物語みたいに思えてきます。不思議な組み合わせで同居しています。

今募集している絵はがき企画は、その売れたミニイラストより大型サイズなので、こちらの販売も楽しみです。100枚あるから使い手があります。最初の印刷ロットをドイツで納品待ちです。誰もやらない精密な版下なので急にたくさんはつくれず、絵はがきコレクションは少しずつ増えていきます。
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一応民間ギャラリーなので、作品を取り扱って売っていくのが通常業務です。遠いベルリンへ来てくれた作品は、企画への出番の日程が終わっても急いで故郷へ戻らないで、社交の場にもう少し顔を出すことがあります。

「ペーパー14」という、紙作品を常備ストックする企画が続けられています。今そのファイルブックから作品をいくつか選んで額に収め、近くの別ギャラリーで公開しています。

企画説明にない未知の二次会、三次会が、急に入ってくることがあります。当面は作品を同じ場所に置き続ける定点方式をとっていますが、作品を動かす出張展示もやはり大事かなと感じます。

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