テレビ特集番組で知られる、バングラデシュ、ミャンマー、マレーシアなどの国名が出てくるロヒンギャ問題。南アジアの国籍なき人々の集団ですが、日本では群馬県に多いそうです。国籍がないまま民間に退避。

そしてミャンマー国では国際問題となり、各国が責め立てている最中です。差別はよせと。しかし訳ありな過去のいわくが大きいから、差別をやめろとだけ圧力をひたすらかけるのはまずいのでしょう。

東京での話。パビリオンに入る行列に並ぶ日本人が、1人の外国人旅行者からあなたの前に並ばせてくださいとお願いされた。時間不足で困っているならと、係員を呼んでOKを出すと、観光バス3台分の人を連れて来たという。1人なら許せても、100人は許せないのが普通。

日本でロヒンギャ問題が破裂しないのは、人数が2百数十人だからです。ミャンマー国では50~80万人とされ数千倍です。この数量の程度問題を考えないで、ミャンマー国は差別がひどいと各国報道やコメンテーターが叩くのは、たぶんまずいのでしょう。

ドイツのデュッセルドルフ市には日本人が多く、ジャパン・デーと呼ぶフェスと日本人街もあるという。しかし合計5千人だそう。企業の派遣であれ1年以上いると移民になりますが、その規模なら許されるのでしょう。選挙権もないし。でも100倍の50万人となれば、扱いが変わる覚悟も必要でしょう。

差別差別と簡単に口にする前に、負担できる国力かも計算に入れないと、たぶんまずいのでしょう。人間の力は無限ではないから、程度の問題を考える習慣を国際社会は持つべきでしょう。程度問題への配慮を欠いた原理先行のポジショントークは、世界の歪みを拡大する方向でしょう。
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|10-07|その他||TOP↑
サッカーチームが活躍して躍進をみせたかと思えば、一転して不調な姿をみせる展開は、もちろん各国の全チームで起きます。そこでたとえばイタリアの記者は、試合ごとに良かった選手をベタ誉めし、次回に悪いと言葉を尽くしてけなします。

その切り換えが、日本では少しやりにくい空気があります。ネットサイトの一般意見をみると、「前回はあんなに持ち上げたのに、今回は冷たいね」「てのひら返しがひどい」「見物人は勝手なことを言う」との指摘がよくみられます。

「現代のベートーベン事件」「STAP細胞事件」の騒ぎでも同様でした。「あれほど称賛したのだから、今になって叩くなんてひどい」という意見も多かったのです。「上げるだけ上げて、どーんと落とす行動は、態度が矛盾している」と言いたげな嘆き、そして冷やかし。「どっちやねん」と。

冷やかしの奥に潜むものは、縁故社会の度合いではないかと感じます。好調時に称賛したら味方同士の関係になるから、味方である以上は不調時に助けなくてはいけないという人情があるような気が。情が移る前提だから、薄情な裏切りは糾弾されるという理屈で。

要するにムラ社会と言われる往年の社会学的考察、そのまんまの一面が表れている疑いです。ひいきの関係が好まれる日本。お友だち内閣とか、政府の諮問委員会みたいに、無批判のスルーが好き。そうした縁故重視の評論に対して、だんだんイタリア方式の日本人も増えたのかも。

何年か前にゴッホ作とされる絵が見つかり、ショボい出来でした。ゴッホらしさがない習作。世界の美術館は、アートは内容が大事だとして低評価の意思表示でした。やはり日本の関係者が高く落札して、アートは名前が大事だと意思表示しました。
|09-06|その他||TOP↑
WBCボクシングで、山中選手のTKO負けニュースが話題でした。具志堅選手の13連続防衛記録に並ぶかというタイトルマッチで、一度もダウンがないままコーチがリングへ上がって試合を止め、「神の左手」がさく裂せずに不完全燃焼となった4ラウンド。

これで引退だから、果たして棄権が早すぎなかったかがテレビでも議論されました。「打たれたダメージはそれほどなく、いつもの逆転勝ちの余地があった」「相手のペースだったから、続けても身の危険が高まっただけ」などの対立意見が噴出して。

ところがチャンピオンベルトを奪取したネリ選手は、その後の検査で来日前の禁止薬物ドーピングが発覚し、没収試合になるかもという。山中選手を棄権させたことが妥当だったかはもう過去の議論で、今はベルト返還や再試合の議論へ移った目まぐるしい展開です。

オヤジ談議ならともかく、評論家やスポーツ記者が書いたスポーツ新聞や専門誌はどうなるのか。元挑戦者の好調と、元王者の不調を細かく取材した入魂の分析も、全て的はずれだった結果論になるわけです。敗因分析も、全く無意味だったという。

似たことは五輪でもあり、ハンマー投げの銀メダルが金に繰り上がった以降、日本も何度か巻き込まれてきました。表彰台の記録映像と公式記録で顔ぶれが食い違う、おもしろくない事態です。最終勝者による八百長と断じるネットプロパガンダも当然現れるし。後で結果がくつがえる心配も大きいなら、評論家たちも真剣に論じる熱意が落ちるはず。

美術で似ているのは、コンテストの受賞作が盗作だったケースです。違法ドーピングでの一位なら、作者の創造力や感性を美しく飾り立てた称賛の文章は、勘違いの妄想みたいな作り話に転じて、全てパー。数年に一度の騒ぎでも、業界イメージは大きくダウンするでしょう。
|08-26|その他||TOP↑
日本は製品もサービスも質が高いと外国から称賛されますが、やりすぎと言う声もあります。そこで価格破壊だけでなく値上げで飛び出したU社は、付加価値つきのワイシャツを高く売り始めました。通常1600円ほどのワイシャツを、部分オーダー可能で2900円にしたという。

この商品を買ってリポートしたニュース記者がいて、普通なら7000円するオーダー品を、ここまで安くできたU社をたたえました。続いて欠点もあげ始めました。ここも、そこも、オーダーできればベストだったと、他社とくらべた不足分を次々と指摘して。

「出たあ、モンスタークレーマー」と、ネットに飛び交う批判。「安物に高額品の高性能を強いる悪質ユーザー登場だ」と。物足りないから安くできたわけで、全部そろった商品なら2900円でなく7000円で売れる道理です。

「安い価格」の意味を、勘違いする人が増えた指摘があります。相場より安い製品は、必ず劣っています。一例が激安トンカツ弁当で、ISO14001に則って廃棄された古いトンカツの生ゴミを、途中で誰かが拾い集めて入れたから激安で出せた話。ゴミの使用をやめたら、価格は上がる。

逆に変に高い弁当を買うと申し分なく美味だった体験は、鉄道駅の売店などであります。思い出したきっかけは、パソコンパーツです。「玄人志向」なる国内ブランドは、ユーザーの自力救済を条件に安価ですが、サポートが弱点だとの勘違い苦情がやはり出て、別の人に叩かれていました。

パソコンパーツはボックス(リテール)品とバルク品に分かれ、ハードディスクなら12000円と7000円の違いがあります。中味は完全に同じで、安い方は詳しいユーザー向けです。しかし最近、中グレードの電源ユニットを買うと初期不良でした。不良品に慣れたユーザー向け。
|07-29|その他||TOP↑
暑い一日が連日のニュースネタですが、過去との比較で「昔はここまで暑くなかった」という言い方が聞こえてきます。データとしても、日本は昔よりも最高気温や平均気温が上がっていたはず。そして、その理由はわかりきったことです。

昔の暑さはましだったとカメラに答える人は、今の方が太陽エネルギー照射が増えたという、例の地球温暖化をイメージしているのかも知れません。しかし世界の科学者が恐れているのは寒冷化の方であり、日本が暑くなった最大の原因はペイヴメント面積の増加です。

造園分野には、地面に敷く素材で周囲環境がどう変わるかのデータハンドブックがあります。土や芝生、池などにくらべ、アスファルト、コンクリート、レンガ敷きなどは、はっきり体感するほど気温が上がります。文明の進歩で、都市が暑くなるパターン。

都会を歩くと、さらに冷房のラジエーターからの送風が歩道に吹いたりして暑い暑い。街の中に空き地や鎮守の森、沼地などが減って駐車場やビルに変わると、どんどん暑い夏になっていきます。

こうして、硬質な素材で地表を覆うことによって、その地域全体の気温までが人災的に上がる変化を、ヒートアイランド現象と呼んでいます。それを裏づける証拠は、ネット地図に見られます。グーグルマップで故郷を見ると、山も谷も田園風景も消えて均質な住宅地になっていたりします。

そして自然が残っている所は、限界集落などとなって人が住むに適さなくなっているようです。ある人口密度を境にして、住宅地がゴースト化していたりもします。
|07-22|その他||TOP↑
市販パソコンも自作パソコンも、ある頃からドライバープログラムに由来しないメカの故障が増えました。昔のパソコンの方が安定しており、今のパソコンは不安定です。

今の方が動作が不安定な原因は、大規模集積回路のプロセスルールが微細になった以上に、周波数の上昇です。メガヘルツから、ギガヘルツというあれ。デジタル信号を人が話す声にたとえると、昔は大声でゆっくりしゃべりました。今は小声で非常に早口です。小声は省エネが目的。

今のパソコンの突然の不調は、多くの場合メモリーが原因です。たとえば2008年のノートパソコンでは、起動したりしなかったりの不規則な挙動がひんぱんで、社員たちはソフトの再インストールに翻弄されました。

実際はOSの入れ直しは無意味で、原因はメモリーの接触不良です。そこで同型ノートが多くある企業では、互いにメモリーを交換したり、二枚差しの場合は一枚ずつ確かめて、犯人を特定します。

やっと真犯人はこのメモリーとわかり、何気なく一台のノートパソコンに差すと、あっさり起動したり。ギャフンと振り出しに戻り、途方に暮れる結末。デスクトップもノートも、起動不良や突然プツンと落ちる場合は、分解してメモリーモジュールを抜いて差せば、復活する確率が高い時代です。

しかしメモリーがいよいよダメか、電源やメインボードがダメとわかった時に、どうするか。暑い日には熱暴走を疑います。重い映像データを延々と映す時など、半導体内のジュール熱によって、突然倒れます。いわばパソコンの熱中症で、冷えるといつもどおり起動する簡単な解決法。
|07-17|その他||TOP↑
日本で売られる鶏肉はブラジル産が多く、輸出元の食品不正があって各国で禁輸となっていましたが、最近解けました。しかしそうなる前から、アメリカでは輸入禁止対象だそうです。アメリカが禁止するとは相当のもの。

危ない食品をあげていけば、食べるものがなくなると騒ぎが起きたのは、1960年代でした。語りぐさがあり、香り高いジュース類が無果汁だと雑誌『暮らしの手帖』が暴露したのがひとつの事件でした。

最近ニュースに多い小麦アレルギーとは別に、出回り始めた警告は野菜です。一昔前の日本では、野菜は健康に良く肉は悪いとされました。たぶん当時のチョコレートやピーナツと同じで、肉は値段が高かったから、買わない理由が後づけされた気がします。これもイソップのぶどう。

ところが1990年代に学者が「野菜には毒が多い」と生物学の基本を告げてから、近年は信じられ始めたのかも知れません。野菜の毒はジャガイモの芽やホウレンソウのアクが連想されますが、動物に食われないよう全般に毒素が多く、新しい話は年月経て悪影響する遅効性物質です。

健康食品でもある植物性オイルにも、長年かけて脳障害を起こす物騒な説が出ています。日本に菜食主義が流行らないのは、もはや輸入肉が安価で地場野菜が高価になった逆転もありますが、確率的なリスク分散を図る合理性もある気がします。賭けをしない身の振りというか。どの馬にも賭けておくローリスク・ローリターン。

時代が変われば名作と駄作が交代するのは美術ですが、その変化はスローです。一方でコーヒーやコレステロールの評価変更の早さを思えば、美術はむしろ逆に価値が長続きするたとえに使えそうなほど。
|06-11|その他||TOP↑
大型連休は行楽日和ですが、高速道路のサービスエリア(SA)のトイレで手を洗う時に、一瞬迷うのは水道の蛇口です。レバーを回す手動もあれば、手をかざすだけの自動もあります。問題は、レバーを下げると水が出るタイプと、レバーを上げると出るタイプです。

当然ながら水は下へと落ちるので、レバーを下げると出るならイメージが合致します。逆に上げると出るなら、人間の感覚の道理、人間工学にさからっているからミスを誘います。水を止めようとしたら、逆にジャーと激しく出たりして。鏡に映した紙に絵をかく難しさと似ています。

問題はこの手の人間工学無視を、よく売れている車で行っている点です。前にこちらでAT車のペダル踏み間違いが起きる主因を世界で初めて詳細に記し、芸術の本に加えて出版しました。ところが足ペダルとは別に、手でギアを入れ間違う新しい失敗事例が日本で増えています。

事故を起こした車のギアは、レバーを前へ押し込むと車がバックし、レバーを後へ引くと車が前進するという、水道蛇口の逆転と似た設計になっていたのです。ユーザーは不思議体験ミュージアムにいるかのように、レバー操作するたびにクイズ解きをやらされます。錯覚すれば病院へ直行。

こうした予想外の作動であっと思わせる遊びは、本来ならアートでやるべきなのに、デザインでやっています。デザイナーとエンジニアは設計ミスだと認識し、意地になってでも動作方向を感覚に一致させるべきでしょう。

日本がMT車ばかりだった頃、AT車を売り込む時に安全性の根拠として、ATレバーのポジション配列が全世界で共通だという説得が出回りました。今は共通になっていません。美術の多様化を喜ばない者たちが、機械操作のデザインでは多様化に入れ込むのは、困った流れです。
|05-02|その他||TOP↑
テレビや新聞などマスコミとは違い、新興のネットにのみ真実があるというネット優位説が聞こえてきます。ネットに真相が出ることが多いのは確かですが、圧倒的に虚偽が多いからたどりつきにくいのも現実でしょう。

そんなネットで商品名を探すと、今発売中のショップページが大量に並びます。が、絶版になった過去の名著『事故の論理』は、言葉自体がネット上に全くないとわかりました。『事故の論理』とは、国鉄の事故調査部署の長が記したドキュメントでした。

列車事故の報告書から抜粋し、なぜ起きたかの理由を解き明かした一般向け読み物で、新書版だったような。印象に残っているひとつは、行く手が赤信号なのに列車を走らせた正面衝突の大事故でした。

「信号の色に注意せよ」という教訓は無効です。なぜなら信号は青だったから。運転士は青信号を確認して列車を進めたのでした。その青信号は、鉄道用と同じ方向に見える、遠方の道路信号機でした。暗闇に浮かぶ灯りを取り違えたことが、調査と実験でわかったのです。

その本もきっかけだったか、外国人が日本の列車で驚く、あの安全策が生まれました。運転士が信号機を指さし、「信号は青を確認、進行しまーす」と声に出すあれ。行動を自分に解説しながら運転する。ヒューマンエラーを誘う要因がたまたま集中する確率を、自力で下げる方法です。

今日で12年たつ宝塚線の107人死亡事故は、若い運転士が到着遅延の罰則を回避しようと、熱くなって飛ばした脱線と解釈できます。到着の遅れより速度超過の方が罰則が大きいのだと、音読させるマニュアルも必要でした。責任の9割は、本来プレッシャーに弱い人間の脳のはたらきに、上司たちが認識不足だったミス。過労自殺と共通する現象。
|04-25|その他||TOP↑
今朝3時過ぎにご質問をいただいた新人の方へ。2時間後に返信して不達でした。誤記ではないとしても、そのアドレスはすでに存在していません。ご確認ください。

さて本題。最近またビットコインが宣伝されています。円天やセカンドライフを識者が絶賛したパターンと似ていますが、国民に警戒される理由はいくつもあります。仮想通貨ではなく決済法や投機商材だとする見解もあり、定義が動くこと自体が不安定感を誘っています。

またビットコインに懸念する者を、関与者は説明せずにののしるのも特徴。「参加しない反対者は時代遅れのバカです」と言い切った、過去の大規模詐欺事件と空気が似ている点。本当に良い物なら、叩き発言はしないのがヒトの心理だという。ちなみに、既参者は新参者が増えると資産アップする無限連鎖(ネズミ算)機能があり、売り抜けで暴落する理屈です。

米ドル、ユーロ、円、英ポンドの四強とは違う不安定な通貨の国には、以前から代替貨幣願望があります。要は人口世界一の国民が自国通貨不信で魅了され、他国の客商売はそれにつき合い売上高を増やしたい。日本でも2017年4月から仮想通貨法が施行されます。

仮想通貨の最大の利点は、当局に知られずに資金を動かせる点で、つまり免税と洗浄が第一の目当てです。現に日本で大金が消滅した事件は、犯人がわからないまま。副次的な利点として、決済の手数料を安くできる点もあります。理論上は。従来の正攻法で日独間で展示活動費を送ると、特にユーロレート加算部分の負担が大きいのも現実。

しかし捕捉できない超自由主義で世界は不安定になるはずで、仮想通貨の根底には無政府主義願望もあり、何となく現代アートの一部にみられたアナーキズムと親しい方向性です。国を壊して世界を組み直すおもしろさの一方で、安定と秩序を今も保つ最古国日本に欲しいのは、仮想通貨のようなデフレ材料とは逆方向なのも現実。
|04-11|その他||TOP↑
映画の第89回アカデミー賞で、プレゼンターがアナウンスした作品賞の受賞作が間違っていたハプニングです。受賞スピーチが途中でストップされ、別作品が発表し直され会場が混乱したという。プレゼンターが渡されたのが、女優賞の使用済み封筒だった手違いだそうで。

あり得ないし信じられないという声や、故意に場を混乱させた芝居説も出ています。が、何かの渡し間違いは起きる可能性が常にあります。こちらにも覚えがあって、1990年代後半のスキー旅行で起きました。

毎回団体の幹事をやっていました。早朝に列車を降りて乗り継ぎのチャーターバスで、バスの切符を渡すと。バス会社は、「うちの会社と違う」と言い出したのです。「そんなわけはない、旅行会社から渡された切符はこれです」というやりとりが続きます。

相手側の運転士や係員たちも総出で、「これはうちじゃない」「これでは乗れない」と口々に言います。15分もたっていて、バスの中には他の大勢のお客と、こちらの仲間もたくさん乗って待っています。事前の切符の発行ミスが考えられ、どうしようかと考えた時、ふと思いつきました。

「もしかしてこういうことか」とカバンの中を探すと、ありました。往路の切符が。切符は2枚ありました。山に登る往路と下山する復路で、バス会社が異なっていたのです。行きに帰りの切符を出したので、わが社でないから乗れませんと相手は言うしかなかったわけです。

気づいてしまえば全くバカバカしいミスですが、あの時は全く気づきませんでした。発想が念頭にない以上は、起きていることを起点にするから、注意深くなりようもなく。当然ながら相手も、「これは帰りの切符でしょ?」と思いつきもしないわけです。アカデミー賞でも、対策は浮かべても責める気になれず。まさに、これが人生なのでしょう。
|02-27|その他||TOP↑
ドイツのメルケル首相が四期めを狙う選挙の前に、アメリカで大統領選挙後の火種がまだ残っているようです。投票の管理コンピューターで不正があったかもと、状況見分で言い出す勢力があるらしく。

しかしそれ以前に、選挙人制度という方式に、ややすっきりしないものがあります。クリントンの敗因とトランプの勝因を分析するオピニオン記事は、日本でも次々と出されています。が、今回の勝敗はこの間接投票制度によって偶発的に生じた結果になっています。

というのも、アメリカ国民はクリントンにより多く投票したと、とっくに公表されているからです。国民投票だとクリントン、その命を受けた選挙人投票だとトランプという、ねじれた得票が国家分裂をよけいに演出しています。

クリントンに入れた国民が多いとわかっている以上は、クリントンが国民に背を向けられた理由やトランプが愛された理由を分析する意味がありません。日本でも多くが飛びついて女性差別を嘆いてみせた「ガラスの天井」は、アメリカ国民によって見事に壊されていたわけで。

論じるなら、なぜクリントンは同じ民主党のオバマの後に、なお過半数の国民に支持されたのかと、なぜトランプにワーキングプアでない層も投票したのかという、二つが柱でしょう。加えるなら、一票の重みに不規則な大小をつける選挙人制度の話題も。南部に多いアフリカン対策だったなど。

ところで、政治分野で言うような勝ち負け論は、芸術ではダウトです。逆の価値観の採点者に交替すると、最高と最低が入れ替わる恣意的な世界だからで、作品の勝因や敗因はそれこそ神の領域にある分野です。その神の実体は、現実的には後世の子孫のようですが。
|11-24|その他||TOP↑
最近、秋のご案内メールを全参加者へお送りしました。当然届くはずなのに、なぜか届いていないという方は、ご連絡ください。知らないうちにメールが不達になっているなどは、特にフリーメールで起きやすいからです。

フリーメールとは、Softbank、Googleなど一般プロバイダーが無料サービスしているメールアドレスです。メールソフトを使わず、WEBブラウザ上で送受信できるWEBメールの登録も、このアドレスを取得してからです。

フリーメールアドレスには使用期限があり、何カ月か送受信がないと停止されていたり、スパム対策で過剰な防御になっていたり、いつの間にか制限容量を超えた自動消滅もよく起きます。

アドレスが機能せずに、ネットから消えている瞬間が多い傾向がありますので、一般的には一時的限定使用が適していて、長期の業務使用ではフリーでないアドレスも必要になります。
|10-13|その他||TOP↑
世界中に今、「ヒトラーみたいだ」と批判される人が目立ちます。ヨーロッパに何人か、中東やアジアにも複数いて、各国の与党にも野党にも、大統領候補にもライバルにも。どこへ目を向けても、指摘される人物がちらほら。日本でも中央と地方とで、最低6人はいて。

そんなにありきたりな存在なら普遍性があって、人物タイプあるあるの類型と認定せざるを得ないほどで。

本家は狂気の人と評されますが、冷静にたどると常識的なモラリストだったといえます。結果的に、極度の良識は非常に恐ろしい。アブノーマル否定とノーマル肯定が度を超えると、どこへ行き着くかの結果論でした。

ヒトラーのベタな良識が示されたひとつが、彼が主催した『退廃芸術展』でした。シャガールなどジューイッシュ以外に、カンディンスキーの抽象画、さらに古い印象派もさらした後に焼却する予定の展覧会です。異常なアートを撲滅するという、ものすごい素直さ。古今東西に賛同者が多そうな。

当人は親アカデミズムの元具象画家で、デフォルメやアブストラクトを激しく嫌い、悪口を言い続けたというから、今も彼ととても相性がよい国がありそうな感じ。ねじくれた人ではなく、真っ直ぐな人だった点も重要。わかりやすくて、ファンが集まりやすい人気者だったのです。

現代日本に激増したブラック幹部とは違い、側近や部下から慕われ愛される人だったという。世の中の異常を嫌って、正常を好んだ、超きれい好きの男。各国が封印するほどに、不可解なパラドックスです。
|08-15|その他||TOP↑
熊本から外国出品されている方から連絡があって、ご無事とわかりました。そこも復旧はまだということで、時々ゆれている中でインフラ工事が進められているようです。気温の上下や天候変化など難しい条件ですが、ゴールデンウィークのボランティア割り振りなども急ピッチと思います。
|04-26|その他||TOP↑
14日からの強い地震で、エリアの安否が気づかわれます。熊本からの参加者がいらっしゃるとわかり、確認しています。その参加されている展示はここで募集ご案内したもので、今も続く長期企画です。
|04-17|その他||TOP↑

日本現代美術をドイツへ

ギャラリー日独物語

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