今になって失敗と気づいたのは、同じパソコンを長く使ったことです。書類と画像の作成用の一台が、最近不具合で二週間近くも深入りしています。2005年に最新パーツで組んだ、省電力のPentium MとマイクロATXマザーボードの組み合わせ。

原因の推定は変転しました。最初はキーボードのPS2コネクタ接触不良、次に帯電、そしてディスクのセクターエラー、MBRの損傷、電圧が低下してBIOS保持不能、AFTディスクの開始セクター問題。半導体の劣化かも知れません。

医者の苦心を想像しました。フィジカルもメンタルも異常なしで、しかし症状は表れる事態です。ネットにもこの故障の例は出ていないようで。

解決してもCPUの馬力不足で時代遅れと考え、一台また作ることにしました。ただし絶版ソフトは、非AFTディスクの旧OSでのみ動作するから、古いパーツも探しました。

パソコンの難題に、ハードとソフトの寿命があります。いつかハードは物理的に壊れ、ソフトは機能不足になります。新ハードでは古ソフトが動かず、古ハードでは新ソフトが動かず。AGPカードやGクルーみたいに消えるものもあります。

近所にあったパソコンパーツショップがやや遠くへ引っ越していましたが、行ってみると広い床に中古コーナーが増えていました。90年代のパソコンは生鮮食料品と呼ばれましたが、旧製品は遅いという不満は2008年以降の製品はほぼ消え、古物も実用的な時代に変わっています。
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|04-19|パソコンとネット関連||TOP↑
というわけで、作品画像データのバックアップが課題です。メディアは三つ必要です。原理のヒントは、WindowsとMacの上書き保存コマンドにありました。上書き保存とは、元データを画面に読み出し(開き)、内容を変更して、元データにかぶせて更新する操作です。上から書き変える意味。

昔のMac歴が長い方々は、上書きの時にデータを全て失った体験が何度もあると思います。これがWindowsソフトでは起きなかった理由は、アプリケーション動作順序が違うからです。設計思想の違いらしく。

まず予備知識として、上書きは見せかけです。データを重ねて差分のみ替えたりは不可能だから。上書きの内訳は、元データを消して画面データを新規保存するだけ。元の属性や履歴を裏で引き継がせて、差分更新したかに見せかけ、実は新旧データを丸ごと交換するだけ。

旧Mac用ソフトの動作は、そのままの順序でした。元データを完全消去し、代わりに画面データを新規保存する順序。一個に減らして、二個に増やす順序。ところがこれだと、一個に減った次の瞬間にフリーズや停電が起きると、元データと画面データを両方とも失います。さっきまでディスクにあった元データまで蒸発して。

一方のDOS用やWindows用ソフトは、自動的に画面データを拡張子「bak」で新規保存し、次の瞬間に元データを完全消去します。その次の瞬間に、「bak」データの拡張子を「ai」「png」などに書き換える順序です。三個に増やして、二個に減らす順序。新旧データが計一個になる瞬間を生じさせない仕組み。画面の一個なら、なおさら。

このフェイルセーフ思想は、手動のデータ複写でも使えます。つまりバックアップ用のメディアは、メインディスク以外に二個必要です。保存場所は、計二個ではなく三個必要。
|10-27|パソコンとネット関連||TOP↑
前回のジャパン・フェスティバル・ベルリン2017で、日英コラボ作品の英側のパソコンでハードディスクが故障し、2点が出品できなくなっていました。急きょ旧作に差し替え、こちらには目新しかったし売れたものの、新作の登場は延期。

BSD系のMacOSならドライブ番号はないとして、Windows系はOSをCドライブに置き、データは論理ドライブのDやEに保存します。一個の物理ドライブを、CとDの2つかそれ以上のパーティション(区画、部屋)に分けると、どれかがアクセス不能になっても他が助かる確率は上がります。

Dドライブの保存データは、作業中に外部のUSBハードディスクなどに何度も複写するのが通常の作法です。Dドライブ故障時に、できるだけ最新に近いデータが残るように。

Dドライブのバックアップコピーやくみ出しは、手動でできます。しかしCドライブは手動コピーで再現できません。ランダムコピーでは無効になる、指定セクタ部分があるから。そこでCドライブ用の特別バックアップ法もありますが、ネット説明はわかりにくいことが多い。

Cドライブのバックアップは、ハードディスクが盗まれ燃やされドリルで穴をあけられても、別ハードディスクに再現できる必要があります。OS不調時に健康時のOS状態に戻す機能だけだと、酷使などでディスクのメカが壊れると復元できないからです。

そこを解決するために、CDで起動してイメージバックアップする、「時間差クローン引っ越しソフト」が市販されています。しかしネット説明のバックアップ法は、この最悪の事態向けか、それとも軽い事態向けかが不明瞭なことが多い。似て非なるものの説明が苦手なのは、芸術論と似ています。
|08-05|パソコンとネット関連||TOP↑
市販パソコンも自作パソコンも、ある頃からドライバープログラムに由来しないメカの故障が増えました。昔のパソコンの方が安定しており、今のパソコンは不安定です。

今の方が動作が不安定な原因は、大規模集積回路のプロセスルールが微細になった以上に、周波数の上昇です。メガヘルツから、ギガヘルツというあれ。デジタル信号を人が話す声にたとえると、昔は大声でゆっくりしゃべりました。今は小声で非常に早口です。小声は省エネが目的。

今のパソコンの突然の不調は、多くの場合メモリーが原因です。たとえば2008年のノートパソコンでは、起動したりしなかったりの不規則な挙動がひんぱんで、社員たちはソフトの再インストールに翻弄されました。

実際はOSの入れ直しは無意味で、原因はメモリーの接触不良です。そこで同型ノートが多くある企業では、互いにメモリーを交換したり、二枚差しの場合は一枚ずつ確かめて、犯人を特定します。

やっと真犯人はこのメモリーとわかり、何気なく一台のノートパソコンに差すと、あっさり起動したり。ギャフンと振り出しに戻り、途方に暮れる結末。デスクトップもノートも、起動不良や突然プツンと落ちる場合は、分解してメモリーモジュールを抜いて差せば、復活する確率が高い時代です。

しかしメモリーがいよいよダメか、電源やメインボードがダメとわかった時に、どうするか。暑い日には熱暴走を疑います。重い映像データを延々と映す時など、半導体内のジュール熱によって、突然倒れます。いわばパソコンの熱中症で、冷えるといつもどおり起動する簡単な解決法。
|07-17|パソコンとネット関連||TOP↑

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