更新が止まっていた「ベルリンからの手紙」ブログの話をしたら、直前に再開していました。同じ日に。

このついでに再整備していますが、テンプレートにいくつか不具合があったみたいです。よくあることで、テンプレート作者の想定よりも字数が多いと、全体の形が崩れる現象です。一部が重なったり、玉突き的にずれたり。

動的サイトによくある構成で、食器に当たるサイト構造と、料理に当たる字や写真が別に保管されていて、配信サーバーで盛り付けされる、その際に量が合わない場合が問題です。コンテンツありきと考えて、テンプレート構造の方をいじることにします。

ブログの動作のスローぶりは10年前からあまり変わらず、ブログユーザーの意見には入力レスポンス改善要望が多くあるものです。しかし無料だから限界がすぐ来てしまい、やはり有料サイトの動作はずっと軽いものです。

海外の重いブログは、広告と画像を詰め込んだせいでスクロールがまるで動かなかったりしますが、そうならないようにする対策は色々とあります。
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|04-29|ギャラリーの横顔||TOP↑
絵でない立体作品のお話ですが、彫刻やオブジェは展示するのに特別な苦心がありました。

たとえばアートフェア会場には、自由に家具を持ち込めません。主催団体からテーブル類を有料で借りる仕組みで、するとコストが合わないという。置き台が別途必要な彫刻だけ、出品料を特別に高くもできませんし。

結局、1個はある受付テーブルやイスとか、作品運搬の段ボール箱に天板を置いたり、苦肉の策で作品を置くことが増えます。ヨーロッパでは美しいディスプレイが最優先でもなく、人の家に作品を置いても販売ギャラリーらしきになるという、美術展示法への寛容に頼るかたちになります。

以前、彫刻台の購入を考えました。でも思ったより高価で倉庫もいるし、重装備するうち一般ギャラリーに近づいてしまう問題もありました。30日間の展示が、場所と設備だけで2000ユーロかかる体質になる問題です。

別の話で、国境を越えると世界基準に替わって、荷物の扱いが荒くなる心配も立体に関係します。軽やかで繊細な彫刻が減って、塊タイプが増える傾向です。だから繊細な作品では、作者が現地へ飛んで作品をセットしたこともありました。
|01-21|ギャラリーの横顔||TOP↑
2014年中に売れた作品の配当を、出品者にリターンする手続きをすすめていて、年末を感じさせます。一般的な画廊では半分こが多いのですが、ここでは画廊が少ない配分にしており、それでもこちらは助かります。

秋以降に目立って円安になっているので、ユーロを円に両替えすると、思ったより円の金額が増えます。何かが外国で売れたら、円安なほど得した気分です。円を上積みしないと、強いユーロと釣り合わないという理屈。

逆に、日本の円を欧米へ送ると、前より大きい数字で割り算して価値が目減りします。1万円札を送って受けられるヨーロッパでのサービスが、円高の頃より小さくなっています。

年末年始は国際サイトをひとつ作っていて、徹夜の連続になるでしょう。ドイツ側と時間帯を合わせるためですが、8時間遅いドイツよりさらに4時間遅い就寝へと追い越しています。昼夜が12時間ずれた計算です。

2015年は、作品セールの手も広げていきます。
|12-31|ギャラリーの横顔||TOP↑
ドイツ側ではあまり気にかけず、日本側で気にかけていること。作品と場所の適合性です。単純な話、銀座的な地理は老舗の高尚な商いに適しても、斬新で破天荒な新進が風を起こすロケーションとは違うという感覚です。

だからこちらの作品志向によっては、むしろ新興の地や、時には場末さえ考えられるという、そういう課題が前々からあるのです。日本側で突出した意識として。

「保守的現代美術」とは、奇妙な概念というか、矛盾語句に聞こえます。が、現代美術の歴史はもう十分長いので、定型になった現代美術や、コンテンポラリーのアカデミズム化はもうでき上がっています。現代っぽく見せるコツや近道は普及済みです。

対してポスト・コンテンポラリーを唱えるなら、場所柄は気にする。だから離れたギャラリーが複数欲しいわけです。もちろん2軒、3軒となれば非現実的。そこでとりあえず場所借りして試そうというのが、12月に始める二人展「2+1」シリーズです。借りるのは英国式ギャラリー喫茶レストランで、会期前にテスト展示して仕様を整えているところ。

ミニマム展とはいえ、決めることが多くあります。たとえば、DENのロゴを店内で使えるか。使うと、誰から誰にどんな支払いが生じるか。
|11-10|ギャラリーの横顔||TOP↑
今さらですがBerlin市のMitte区にあり、訳せば中央区です。

ベルリン中央駅と隣のフリードリッヒシュトラーセ駅との中間ゾーンなので、東京駅と新橋駅に見立てたら、ちょうど銀座になるのでしょうか。当ギャラリーから、あのガラス玉のドイツ国会議事堂まで歩いても行けます。

ギャラリーが入ったThomas-Dehlar-Haus全体を写真に撮るのは、なかなかたいへんです。ネットでも部分的な画像がほとんど。大通りの枝道にあって、建物の長さも高さも大きいから、広角レンズが必要です。そこで、全景撮影できるレンズを条件に一眼レフ購入計画も考えているほどです。

世界的強国の首都なら、超高層ビルが並んでいてもよさそうですが、実はベルリンのあちこちで今から建てているところです。そして連邦制のドイツでは首都一極集中が起きないので、建築の容積率をまだそこまで上げる必要はないようで。この付近にも中低層の建物が多くあります。

東京のような地方からの出稼ぎラッシュがない前提で、人口密度を急いで高めずに済み、古い街並みが部分的に残っています。20年後に街の姿が何もかも変わってびっくりという浦島体験は、まだ少ない首都です。古い物を長く使う習慣も関係しているのでしょう。

このちょっと目立つ建物は日本でいえば大正元年(1912)に竣工したので、年代だけみれば明治の建物です。ルネサンス様式で、ギャラリーがある部分に集中して古典的オーダーが見られます。
|09-03|ギャラリーの横顔||TOP↑
新しいDENのインテリアを、モダンに変える計画を考えました。日本のグッドデザインによくある、白黒グレーを基調とした無機質でクリスタルな感じに。しかし現地検討であっさり却下。木質が混在し、物を色々と置いた現状のゴチャゴチャが、お客の好みなのだそう。

この差は、日独の一般的なギャラリー設計にも表れています。日本でアートギャラリーと聞けば、ニュートラルでクリーンなスペースが浮かびます。すっきり清潔感のある空間。デコラ張りやガラステーブルなど、白か透明が主体。しかしドイツだと、もっとアットホームでカジュアルです。

古物を古いまま使い続ける習慣はドイツの国民性のひとつで、空き家再生プログラムなど建造物のリユースもそうです。日本にも、スクラップ・アンド・ビルドとは逆の、リインカーネーション運動がありました。大阪の中の島にある様式建築群を再生して残すもので、1980年に提案され話題になりました。ユーミンの同名アルバムが出たのは、その3年後。

長く日本には土地神話はあっても、建物神話はなかったようです。上物は付属品にすぎず、築20年でゼロ査定になる住宅制度もそうです。一方、建物での神話づくりが好きなドイツでは、輪廻転生を打ち出すまでもなく、現代美術と古建築の組み合わせなどは多くあります。

ドイツのギャラリー観がわかるイベントに、「芸術の夜」がありました。ライプツィヒ市内のストリート沿いに臨時ギャラリーを点在させ、アート即売を行う町内祭です。それが趣のある廃墟に限らず、オフィスの地上階とか、飲み屋の一角とか、職人工房の壁とか、どこでもギャラリー状態でした。

人々は買う作品を探し回っていて、日本のように雰囲気ある作品鑑賞を楽しむのとは違います。アートを並べた場所が即席ギャラリーとなって、すぐに他人と作品を論じ合う、そういう日常感覚が根底にあります。
|08-19|ギャラリーの横顔||TOP↑

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