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「ベルリンからの手紙」ブログが一向に増えず、広告が出たままです。たぶん美術と音楽を混ぜようと張り切ったせいでしょう。美術と音楽の謎をすっきり語った者は、そもそも人類史上珍しいほどですから。無茶振りぎみ。

音楽には絶対音楽と標題音楽があり、後者は物語を持つ音楽を指し、より耳なじみがよいもの、そこから話がスタートします。

例として、プロコフィエフ『ピーターと狼』では、小鳥はフルートで猫はクラリネットで表します。小さく軽く飛び回る動物は、高音域の楽器で小刻みなメロディーを奏でる、これも標題音楽の常道です。ホルンが小鳥だったり、フルートがおじいさんや狩人ではおかしい。

そうした音楽の分け方を、美術の抽象と具象、表現主義と写実主義、無機性と有機性、ポストモダンの記号論やメタファなど、似たような対立軸をからめたエッセーを考えたら、ちょっと難題すぎるでしょう。

現実に引き戻しますが、日本では「抽象美術がわからない」と言い出せば、とりあえず常識人に仲間入りできます。庶民だけでなくセレブまでが、具象はわかり抽象はわからないと言えば共感を呼び、無害な人にみえる風土があります。抽象美術ファンの国会議員は皆無で、アニメファンが限界で。

現代美術の難易度はさらに別の軸です。芸術創作の立場と受け手の理解の壁を、脳の機能や帰属社会も含めて解くのは、大学教授にもまとめきれない仕事でしょう。スタート前から時間切れ。ちなみに欧米の美術展で音楽がよく出てくるのは、この件と少し関係があります。
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