映画の内容は、大半が特別な事件の物語です。主人公が不思議な現象に気づき、調べ始めたら何者かに命を狙われたとか。遠い昔に自衛隊の小隊がタイムトラベルして、戦国武将と合戦するとか。

一方で大きい事件のない、日常の暮らしや仕事を描いた映画も時々ヒットしています。社会の片隅の小さな分野でも、特殊性と普遍性が新鮮ということでしょう。

美術セールにも、特別イベントと日常イベントがあります。アートフェアは特別イベントの代表で、日常イベントはペーパーコレクションや絵はがき販売など。いずれのイベントでも、人と作品の出会いがあって、新鮮なエピソードがたくさん生まれています。

エピソードを回収すれば成果のフィードバックになり、ゆくゆくは映画化できそうに思えますが、実際は困難です。過去に特別展で、学者らしきが絵を語る写真がありました。何と言ったのかを作者からたずねられ、スタッフにヒアリングしたものの結局わからずじまい。

声を拾うにも、活字に直すにも、想像より壁は高いものです。お客の反応や感想を逐一知らせて欲しいとの出品者の願いは、人類の誰も実現していないはず。人の発言が全て記録される超監視社会が完成した暁にも、山とある発言から欲しいデータを探すコストは小さくないでしょう。

前に現地の声を収集しようと計画し、現場のテンポが机上の論と違う前提で、オープニングの反響などを思い出せる範囲でも活字にまとめてきました。フィールドノートの技術も使って、改善を試みています。
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