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原価10円の液体を10円のガラスびんに入れて、製品価格2000円とする。そこに2000円の広告費を上乗せし、4000円でお客に市販する。

昔から言われた化粧品の価格シミュレーションですが、これをどう思うかで個人の価値観や人生観が分かれます。「付加価値」の語が真っ先に浮かぶ人もいれば、「ぼったくり」の語が先の人もいるでしょう。

「ぼったくり」へ強く向かう場合、しばしば無形のサービスが認識になかったり、人件費の軽視があるようです。原価20円を除いた3980円を誰が懐に入れたかの詮索は、ネット論争の定番になっています。

実際には関わった全員の生活費になり、さらにびん詰め工場の建設工事や、従業員が通うバスの定期券、配送トラックの軽油やタイヤ交換なども。広告代理店が支援するスポーツ選手の海外合宿費や、選手が所属する芸能事務所にいるマネージャーの子が通う保育園月謝まで、3980円から広く使われる計算なのです。20円以外が闇に消えることなく。

絵画が材料費2千円で10万円台の値をつけるように、原価との差が大きい製品が市場に増えるほど、市況は好景気寄りとなるはずです。付加価値を無駄にほめる超プラス思考と、ぼったくりを無駄にけなす超マイナス思考。日本は二つの超で分裂中だと、新国立競技場が暗示しました。
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