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今年も東京ジャズが開催され、無料とあって盛況だったようです。ジャズの最大の特徴はジャズコードと呼ぶ不協和音ですが、もうひとつ知られたポリシーが「音楽は自由なり」とする原則です。たとえばスタンダードナンバーの『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』の場合。

同一ルート音でメジャーセブンスからマイナーセブンスに切り替え、二度下げて回すサイクルを、セッションのステージでは別コードにアレンジします。ものすごく遅いテンポに変えたりとか。過去によく売れた演奏とは、できるだけ似ていない編曲にするのがむしろお約束で。

この発想はクラシックとは逆なのは当然として、ロックよりも格段に自由です。「まさかそうくるとはね」と客に思わせるのが腕。曲名がわかっていても、何が出てくるかは始まるまでわからない。ミュージシャンもお客も、ワンタイムの一期一会が前提という。

お客もスタジオ盤どおりは望まないで、変則的な演奏だけでなくハプニングも待っています。アドリブ延長や語りやミストーンも含めて。そういえば昔のスタジオ盤でも、ソロ交替タイミングを間違えたリーダーが、「コルトレーン、コルトレーン」と叫ぶOKテイクなんてのがありましたが。

ジャズミュージシャンの多くはクラシック出身で、練習中に楽譜にない音を試しに鳴らして、音楽の特別な力に目覚めたケースが多いようです。世界共通言語となる音楽は、ジャズで実現されています。そして、人と違うことが偉いという価値観が、ここに集まる人の根底にあります。
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