FC2ブログ
セックス・ピストルズらのロンドン・パンク・ロックが台頭した時、反面教師として叩かれたのはブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックでした。「3分で足りるのに、20分もかけて時間が無駄だろ」と。

ところが世界中に広がり、途上国にも浸透したのはプログレでした。人気の理由は、作品として長くつきあえるからでしょう。作曲と演奏の能力とセンスが目立って高い、一部の才人が主導した音楽だったからです。

プログレの特徴は、演奏主体、長尺、ドラマチック、意外な転調、変拍子、めまぐるしい切り替わりなど。さらにセンチメンタルな影差す旋律が多く、傾聴できる点がクラシック音楽と似ています。ストリングス・キーボードの多用もオーケストラふう。

日本と関係が深いのは、吉松とエマーソン・レイクとかのレベルに限らず、一部サブカル系アートのバックグラウンドにプログレ曲が潜む点です。世の歌の大半はラブソングですが、プログレは違って、自然の流転、社会不安、人生の蹉跌、現世の刹那、太古の回想、未来の宿命など、ユニバーサルでコズミックなテーマが多い。

これが日本のアニメイラスト画にある、楽園と地獄、魔界の宮殿、人類最終戦争や時空相転移など、ファンタジー物語の舞台にマッチするという。日本のサブカルの根に、総合芸術的な広がりがあるともいえます。

対するファインアートは、今や物語を喪失した感も。美術と美術がインスパイアし合う閉そくというか。既存作品を模写して、自分ふうにつくり変えずに審査を受けるなど、やる意味ないじゃんという話題もありました。
関連記事
スポンサーサイト

|09-22|芸術の秘密と謎||TOP↑

日本現代美術をドイツへ

ギャラリー日独物語

リンク

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

ご案内

クラウド・ファンディング物語
ギャラリー日独物語

ミニコラム集1
ギャラリー日独物語

ミニコラム集2
ギャラリー日独物語

最新トラックバック

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR