タネ明かしすれば、ギャラリーに作品があれば、取り扱い作家になります。鑑賞と購入目的の顧客に、そう映るからです。

ギャラリーは、作品の取り扱い時間を増やして売ろうとします。こちらでも特集展示会の期間を長めにとって、さらにじりじり延長したり、遅れた問い合わせ向けに、展示後もすぐ解散せずにしばらく取り置きます。しばしば、展示が終わってから売れたこともあって、逆にプレビューの前に売約になることも考えられます。

取り扱い作品強化の目的に、作品の高級化など上昇志向もあります。ただし、高額作品を仕入れて高値転売しても、古美術を回しているだけで、やはり新人発掘で先見性の表明が第一志望です。国際アート情報発信地とは、世界の新人が舞台に上がる地にほかならないから。

では、図版で新作家の露出度を上げる手はどうか。アーティスト年鑑2014を編集し、ベルリンの他ギャラリーにも置いてもらったりとか。しかし冊子の編集出版は、現地事情があって延期してしまいました。

日本では、絵画のローン購入が流行った頃がありました。が、ドイツでは人と美術の関係はそんなに大層ではなく、女子高生も低予算でメッセに買いに来るほど。アートが暮らしの中にあるドイツでは、作品の実物を置いたが勝ちです。コレクターや他ギャラリストの視察、報道取材でも、冊子より実物の方が話が早い。

他の高級ギャラリーにも、出資すれば作品を置くことはできます。1点で2千ユーロからのレベルです。実際に売り出しに色々とコストがかかるから、ベルリンの感覚では驚く額でもないようです。
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