平成日本で、写真サークルや講座に女性が入門するブームがありました。まんま「カメラ女子」の名。発端は、デジカメの高解像度化と思われます。フィルム現像代が省ける上に、美しく写る時代が到来。

しかし、女性向きとされる小さなオートカメラはブラックボックスなので、腕を上げる余地が限られます。誰が写してもいっしょ。そこで、マニュアル操作が充実した一眼レフでスタートし、写真術の全体を学ぶわけです。

写真の基本は撮像系や光学系などに分かれ、意外に細かいものです。撮像の基本が「相反則」で、絞りとシャッター速度が反比例し、積が一定になる組み合わせが何通りもあります。組み合わせで結果が変わり、事務的な写真とアート写真を撮り分けるのが一眼レフだと容易なのです。

素人が撮ると味気ない光景でも、プロが撮ると雰囲気が大きく高まり雑誌掲載も可能になる。同一カメラを使いながら、その差は何かという疑問が、カメラ女子の最初の関心でしょう。

「使いこなす」とは、カメラの全機能を駆使する意味ではありません。たとえば絵画を撮影してジクレーの原版を用意するとします。スマホ撮影とはかけ離れて、写真の仕組みにさかのぼることになります。

明るい絵画と暗い絵画をオートで1枚ずつ撮ると、明るい絵画は暗めに写り、暗い絵画は明るめに写ります。自動露出補正の余計なお世話が裏目に出て、どちらも中間値へずれて失敗。そこでマニュアル露出に切り換えて、絞りとシャッター速度を全絵画とも同じ数字で写すわけです。
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