以前から時々受けた質問のひとつに、ドイツではどういう作品が売れるのかというのがあります。それは誰でも知りたいわけです。ヒントだけでも。

「これが売れる」という模範が示せない理由のひとつは、まんべんなく売れたから。そして、まんべんなく売れない時もあったからでもあって。実際に展示ごとに、ヒーロー、ヒロインが入れ替わってきた印象があります。

理由のもうひとつは、本来クリエイトは価値が多様化しているから。コンビニアートを目指すよりも、自分色をつくり上げて、世界と価値観を共有することを意識した作家も多いと思われます。そそのかせて、作風を引率するのもなんだかなあ、という。もしゴッホに売れる絵をかかせていたら、歴史に残らなかったわけで。

だからおそらく、「過去にこういう売れる傾向があったような」と法則らしきを聞いても、そちらへガクッと変更するケースは少ないでしょう。混沌とした美術界で、大事なものが他にあるわけです。その大事なものについて、折々にヒントを出していくことにします。

結果的には「何じゃこりゃ」というタイプから売れたりがあって、コンテンポラリーのおもしろさです。ただ、会場でお客に見過ごされてはおもしろくないから、壁に並べるレイアウトを途中で変えるなど小細工は加えます。
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