日本では、美術を買う層は買うし、買わない層は買わない、と固定的です。「高尚でわかりません」という庶民層は、美術全般が苦手だろうから、たとえ値を下げても販売促進にならないでしょう。

一方のごく少数の買う層は誇らしく、財テク目的もあるなら高い出費ほどなお誇らしい。だから、駆け出し画家も高めで売り出して成り立ちます。市場が小さいほど全般に高い。この絵は3万円ぐらいかなと思って見ると、30万円と書いてあったりは日本でよくある体験です。

その絵をヨーロッパへ持って行けば、3万円止まりかも。向こうは支払い額の高さを誇らないし、そもそも美術がわかる人も多い前提です。だから価格交渉はひんぱんで、作者の希望価格が高いと売買不成立です。

ヨーロッパ全般にアートの数も種類も多いから、一作品への執着は不要で、代わりが見つかる確率も上がります。似た作品だと安い方に流れる買い手市場でもあって。

駆け出し画家のつもりで安価に売り出し、値打ちを世に問う手もあります。30万のつもりが3万でやっと買い手がつくなら、原画にかけた苦労の見直しが必要な場合もあるでしょう。原画の内外価格差が大きいなら、ジクレーで乗り越えるのは現実的でしょう。

ジクレー倶楽部の結成を考えています。CG作家はパソコンを自作するなどデジタルに詳しかったりしますが、油彩や水彩作家はそうとも限りません。参加者の幾人かがジクレーに進出していて、勉強会もあってよいと考えました。
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