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素人とプロの発想、最大の違いは採算性です。たとえば大規模陰謀論は、素人考えでつくられます。「世界を裏からあやつる闇組織の手で、あらゆる事件事故は仕組まれた」という考え。

「大相撲は前もって勝ち負けが決めてあり、力士たちは芝居を演じている」という説があります。具体的に横綱の名があげられ、ヤラセでつくられたヒーローだと解説されていて。裏を知らない国民は、全編八百長の興行に感動している愚か者だとの耳寄りな風説。

これを社会人が全く信じないのは、費用対効果が理由です。壮大な計画を組み上げ、現場を指導し手配し全体統率する。その能力を持つ天才博士の人件費を、誰が払うのか。働く社会人は、相撲協会の財源に憂慮の念を禁じ得ない。歴代力士への口止め料も巨額に累積し、紙幣印刷機も備える大規模は必至。理事長自身がボタンを押して、節電に努めるとか。

最近知ったのですが、ヨーロッパ人に作品梱包発送を頼むと、驚くべきハイコストです。日本人はサービス残業がオフィシャルで、不払いなどブラック経営に慣れっこでも、向こうは別。人件費やテナント料も、ゼロ査定での搾取が視野にある日本と違い、最初から込みだったりして。

話を戻して、現実という現象は確率と複雑系のカオスで動きます。最たるものが一人の職業で、両親の強い圧にも子は従わないもの。落語家も、画家もそうかも。結婚もそうで、小説より偶然の積み重ねの方が奇想天外、刺激的でおもしろい。

相撲協会は三日坊主で投げ出すでしょう。「力士に好きにやらせて僕らは傍観するだけで、毎日ハイライトが生まれヒーローが誕生し、客も入るわい」と。だったら美術も横綱を上が決めないで、画家に好きにやらせて傍観するだけで、毎日傑作が生まれるわいと、参考になる話です。
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