ジャパン・フェスティバル・ベルリンでは、過去に美術が比較的よく売れました。ただ、他のアートフェアと少し違う特徴もあります。それはプリントアートが特別に人気な点で、水彩、版画、CG、写真などが好調でした。

ペーパーアートが堅調になった現象は、EUの景気と関係があるのは確かです。流れの発端はやはり、アメリカ発のリーマンショックとEU発のギリシャ危機。が、別のメカニズムもあって、サブカルの陰でアートが出遅れ、お客の予算がまだ低めという傾向です。クールジャパンに遅れた美術。

現地では予算外なら買わないから、よいものはきっと売れるであろうという考えは禁物です。日本では高ければ優れ物と思いローン購入しますが、EU国では値打ちを自己判断して予算内で現金買いです。しかしそれに合わせて、2000ユーロから80ユーロに下げるのはこちらも無理。

そこで、高級絵画からジクレー版画をつくれば、サイフの範囲にも入って、非売的な参考品からも脱するという計画です。電子で国境を越えて現地生産すれば、梱包や輸出入を考えなくてよいし。

将来はリアル40号キャンバス画を並べる日も来ると信じますが、今募集しているのは40号絵画を温存して版画化するハイテク戦の実験です。
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