最も苦心した一枚で、ほどよいピンク色が、いちごジャムのように赤黒くプリントされました。失敗原因に思い当たらず、後続の発注をストップしてドイツで印刷所に問い合わせました。

長く回答はなく、ふと突然発見しました。実物の絵はがきを天地ひっくり返すと、上がひどく暗かったのです。撮影の照度ムラが原因とわかりました。下半分が暗いから、全体が赤黒く見えるという。画面では目立たず、プリントすると目立つ不思議な現象です。

逆さに見るまでわからなかったのは、絵の上部と下部でパーツの密度感が違う点がひとつ。それより大きかったのは、上が明るく下が暗い配色に違和感がない、人の目の生理です。レディースファッションで、トップカラーが明でボトムが暗だと安定し、逆だと不安定に見えるあの原理です。

画像処理でならしながら三度印刷して、ムラを減らして暗く落ちるのを防ぎました。しかし回収前の初版がジャパン・フェスティバル・ベルリンで複数売れたので、一から精密撮影して四度目の正直も考えられます。コラージュ作品なのでジクレーにも好適でしょう。

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