人間は基本的に短絡思考であり、先見性はオマケかも知れません。美術の評価の話ではなくて。たとえば、物があまり売れない時代になると、売れるように値下げする発想が、短絡思考の典型です。

値下げするには働く人の賃金を下げる、これが落とし穴。偉そうに言うまでもなく、働く人と物を買う人は同一人物だから、賃金を下げるといっそう物が売れなくなる。賃下げは国の自殺行為で、これを自殺と気づくこともできない意気消沈が、平成日本病の病根といえそうです。

国会に出てくる賃下げ方向の法案は、不景気を続ける宣言以外の何ものでもないでしょう。国民は耐乏生活が延びる合図と受け取り、サイフのひもをいっそう固く締めて、持久戦に負けるまいとするばかり。

残業代カット、共働きのすすめ、移民提言など、人件費を下げる目的の案件がラッシュで、景気が上昇しないよう釘を刺してしまっています。吉報のはずの東京オリンピックも、それらに打ち消されて凶報と化した状態。

不況へ不況へと持っていこうとする議員たちにも、事情はあります。不景気は格差社会と因果関係があるから、好景気に転じると運営側の立場が昔に戻り、報酬が今よりも減る悩みです。経済のプロの知恵を借りれば借りるほど、景気悪化に拍車をかけるメカニズムが日本にあるという。階級闘争が進行中で、一部は中東に未来を感じ、一部は国内カルトに集う流れ。
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