今の景気策は、ニワトリと卵の悪循環を物価で解決する方式です。一番目に物価を上げて、二番目に企業収益アップ。三番目の賃上げで国民の所得が増え、四番目に物が売れてGDPと国力がアップする計画。

成果が出ない理由は、国民は物を買えば負けだと思っているからでしょう。実際の好景気では、貯金がなくて収入が小さくても、国民は物を買ったわけです。貯金が150万円しかないのに、車や家具を買ったり、楽器やビール醸造キットを買いました。お金を使っても、また入ってきたからです。

「今は物余りで買いたい物がない」は関係ない話で、要は出費が怖い。4倍の600万の貯金があっても、リストラされたら4年で路上生活に落ちる恐怖で、サイフのひもを締めるだけ。仮に増収があっても、将来に備えて金庫へ。1億円持っても、未来が怖くて節約に走る今の日本の空気。

この空気が変わるには、ハローワークが今の求職ブームから、求人ブームに変わらないといけません。必要なのは全分野の人手不足で、賃上げは副産物でしょう。そして今後ロボットにまかせて求人が増えないなら、マルクスのセオリーも崩壊済みと認め、方向転換すべきでしょう。

ワーカーが不要でユーザーのみ必要になる先進文明国の未来を悟ったのか、オランダはベーシックインカムを試験導入しました。日本も崩壊への自覚が必要でしょう。囲碁の大会にプロに混じってコンピューター選手が参加する意味を、国の首脳たちは理解できず腰の重さが目立ちます。
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