ジクレー版画の入稿編集中に、課題もみえてきました。ハードルは作品の撮影です。原画が写真やCGの場合なら、元々の工程がジクレー版画づくりと同じだから追加作業はありません。が、油彩画や水彩画の場合はデジタル撮影が必要になります。

カメラが出回る時代だから簡単そうですが、オートカメラで絵画の色彩、明暗、階調を正確に記録するには知識が必要です。ジクレー工房が、プリント技術よりも撮影技術を誇るのは、出力結果に大きく響くからです。

オートカメラは、昼の風景か人を写す用途に調整されています。山河をくっきりさせたり、肌色を明るく飛ばして若く見せる補正が常時オンだったりで、絵画を忠実に写すのは苦手。「写りのよいカメラ」の意味が違うのです。

昔から最も撮るのが難しい写真は、空中撮影や戦場カメラマンよりも、絵画の撮影だと言われてきました。絵のフチを直線に、四つの角を直角に、隅と中央の照度を等しく一様に写すだけでも、機材と時間と手間がかかります。手間を省いてそこそこに写すにも、そこそこのノウハウが必要です。

参加者側で撮影にてこずってしまうケースもありましたので、ジクレー研究会を設けようと考えました。ヨーロッパ(EU中心)向けに、ジクレー版画を製品化する目的です。
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