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世界の注目を集める文化芸術都市ベルリン・・・。というようなフレーズを見かけます。

これは書いた人からのお世辞ではなく、現にベルリン市はこの分野の世界一を目指しています。しかし、ヨーロッパのそれなりの古都が、今からソフトな野望というか、夢を追って青春し始めている理由は何か。

若いアーティストには覚えのない歴史ですが、ベルリン市にはかつて長大なコンクリート壁が建造され、東西冷戦が激突する場所でした。「鉄のカーテン」が地上に降りた、リアルな壁。ベルリンから第三次世界大戦が始まると言われ続け、映画の中でもスパイが生死をかけて壁を越えたもの。

西ドイツの首都は壁ができる前からボンに移され、東ドイツ領内で囲まれ二分されたベルリン市は、都市整備の波に取り残されました。「三丁目の夕日」以降に起きた東京や大阪の現代化が、世界各地の都市でも同時に起きていたその頃のこと。

壁が壊された25年前には、すでに都市整備の可能性も限られてしまっていて、やむをえずという面もあって、世界一のアートの街構想にまとめたと想像できます。アートにデザインやファッションもついてくるだろうと、反転攻勢で欲張った都市計画です。

名作を集めた博物都市にとどめず、一大芸術情報発信基地を目標に、原資となる現代美術家と現代美術商を世界から引っ張っているところです。20世紀前半のパリや、後半のニューヨークを、21世紀に超えるつもりで。
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