ドイツのメルケル首相は、難民受け入れをトーンダウンさせ停滞状態です。いざ大勢が押し寄せると、予想とは違っていたせいかも。日本の3.11以降、ドイツは発電インフラで悩み、次は難民、そして中国経済。

一方の日本人は、国境を越えた民族移動に概して否定的です。農耕の島国のせいか、人は生地で暮らすのが一番幸せという自然志向があって。留まるに越したことはないと、現地の正常化を考えるのが日本流のよう。

ドイツの難民問題は、日本の移民提言とよく混じります。移民提言の根拠は日本の人口減で、そこに差別問題もささやかれます。というのも輸出企業が語ると、目当てはユーザーよりワーカーと想像できるからです。

日本人より低賃金で長時間労働に耐える人が欲しくて、だからイギリスやドイツの人ではなく、途上国の人を連れて来る話になっています。コンゴやガーナから農園労働者を輸入した、アメリカ開拓時代を連想する人々。移民反対よりも賛成する意図にこそ、差別主義がみられるからくりです。

この混濁が生じる道理は、ユーザーとワーカーは同じ人がなるからです。日本の長い不景気は、ノーマルワーカーになれないローエンドユーザーが増えすぎたせいであり、順番としてその改善と復興が先に必要でしょう。

不況の中で起きた人手不足は、人口減ではなくローエンド賃金への敬遠です。デフレで下がり切った賃金を前提とした提言は、だから評判が悪い。そもそも賃上げでインフレ基調に変えるのが現政権の題目なので、逆向きの提言を出すたびに消費マインドが改めて冷え、政権にケチがつく繰り返しになっています。
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