世界の美術の中心地は、近代はフランスのパリで、現代はアメリカのニューヨークとされます。そして、その次をドイツのベルリンがねらっているそうです。本気かも知れません。

実際に、ドイツ国は学術や工業やスポーツなど全方位で、常に最高クラスの順位につけています。「なぜドイツは何をやっても日本より強いのか」と、ネットで疑問が投げられるほど。サッカーで、男女とも日本は通常は勝てないのが一例。

ドイツの特徴は、目的と手段のずれが小さい。本質論的な計画が、途中で混線したり右往左往し、中途半端や正反対の結果に転んで終わりは、ドイツでは少ない。有名無実を許さない国民性でしょう。麦芽100パーセントのみビールと呼ぶ法だとか。ハッタリで終わらない堅実。「あれは、冗談でした」とは、なりにくい国。

ベルリンミッテ区で、ルーブルより大規模を目指すベルリン美術館(博物館島が拠点)の整備が続いています。ここの参加者がベルリン訪問する時の観光コースにもなっています。現代美術館を強化して、先進作家や個性作家を集めたら、創造の中心地の下地ができるというわけ。

しかし歴史あるベルリンが、今なぜポストニューヨークか。大きい要因は、もちろんベルリンの壁です。崩壊後の25年は、分断の後始末とインフラ整備の時間でした。やっと付加価値に着手する段階という。EUを支えるリーダー国。世界の主要都市の中で、ベルリンは若い新人的な立場です。

ベルリンはメーカーや工場が少ない情報都市なので、創作表現への依存度も大きくなります。本社経済が集積する東京と違い、世界一の美術という顔はオマケで済みません。美術がナンバーワンなら、デザインやファッションも自ずと集まり、過去の遅れも取り返せる。「いや、あれは願望のビッグマウスでした」とはならない計算があるのでしょう。
関連記事
スポンサーサイト

|06-09|ドイツ事情スケッチ||TOP↑

日本現代美術をドイツへ

ギャラリー日独物語

リンク

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

ご案内

クラウド・ファンディング物語
ギャラリー日独物語

ミニコラム集1
ギャラリー日独物語

ミニコラム集2
ギャラリー日独物語

最新トラックバック

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR