フジヤマ、ゲイシャガール、スモウレスラーといった異国情緒モチーフは、今もヨーロッパで好まれるのかという、よくある疑問です。

ドイツ行脚の感触では、エキゾティックジャパンは成果があったりなかったりで、法則はみえませんでした。いかにも日本の風物詩的な絵は何度も売れ、逆に日本を連想させない抽象画も同じように売れました。動物をかわいく描いてもいけたし。

売れたが勝ちという単純さでない芸術性の問題はひとまず置いておくとして、ヨーロッパの目はもうジャポニズムを気にしていないというのが一応の通説です。平均すればそうですが、実態は人々の関心が分散したといえそうです。一番つまらない結論ですが。

ヨーロッパの日本趣味は、異国情緒に傾いたりグローバルに向かったりと、行ったり来たりしているようです。知られたブームは、徳川幕府の出展を機にフランス印象主義の画家が立ち寄った浮世絵でした。それ以前にも、長崎から送った磁器がオランダでブームになっています。

今は、アニメキャラの日本ブームとされます。時代劇でなく現代劇だから、異国情緒は目立たないはず。これはユニヴァーサル表現物の世界制覇なのか、それとも隠れた日本らしさが伝わるのか。いや、むしろ当面の問題は、アニメ紹介よりアート紹介が出遅れすぎた点です。輸出した絶対量の不足も一因かと。
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