『文明の衝突』というハンチントンによる概念(1997年出版)は、ベルリンの壁崩壊とソ連分解で、共産主義対資本主義の東西冷戦が終わると、次は異種文明間の紛争になるという予告でした。あれから19年、9.11を経た世界はその予告どおりに向かっています。

昨今の衝突には二つの対立軸が目立ち、ひとつは宗教対宗教、もうひとつはローカル経済対グローバル経済です。不穏な死傷事件が目立つ国には、この二つの対立軸が目立ちます。一昔前の方が幸せだったと言い出す先進国が、急に目立ち始めた今。

日本文明は日本国にのみ存在し、農耕の土着主義のせいで衝突を免れているかっこうです。距離を置いた親キリスト、親イスラムにより、あつれきは十分軽減。ただし、経済のグローバル化で弱体化した先進国の典型です。

内部が貧困勃発などで斜陽になると、外交が攻撃的になるのが国家の常です。日本もまた、文明の衝突に加わる用意を半分は完了しています。

日本が三次大戦に巻き込まれるなら、最大の伏線は安保やNATOや憲法ではなく、善良な国民同士の経済的対立でしょう。最近の銃乱射や爆破の犯人が真面目な良き人柄なのは、文明衝突の本質を暗示させます。

前回の世界大戦では、直前にシュールレアリスム展がありました。不穏な事件が増えて、告発アートも増えた頃。各国が黙っているのをやめて積極的に解決に動いた時に、二次大戦が始まりました。
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