ハンバーガーショップで、店員をロボット化する第一歩がアメリカで始まり、日本も同じことを急いでいます。店員を不要にし、値段を1円でも下げる決め手。しかし店員は失職する理屈で、その家族は外食を極力減らし、腹に積もる自炊を増やすでしょう。

軽食のハンバーガーがかえって売れなくなるこの道理に、気づいても引き返せないのが人類の運命と思われます。種の自滅へゆっくり向かう、生物の不思議です。ネズミの群れが川に入って行く現象を連想します。

それと美術は関係なさそうですが、売れない地には育たないのも道理で、売れない地の日本ですでに撤退した美術家や写真家は多いようです。日本のこの崩壊を防ぐ課題がまずあります。

しかし上層の富を優先して起きている不況は先進国に共通し、EU盟主で伸びたドイツでもギリシャショックを機に、ギャラリーがいくつも消えています。代わりが増えないから、進出する日本美術のチャンスも縮小ぎみ。つまり、亡命先もまた崩壊するきざしがあるのです。

機会が縮小している欧米で勝つために、これまで好きに作って送っていた作品も、もっと創造性の向上を図るべきと考え、スクール構想を導入しつつあります。単純にヒット作を出していく事態打開法です。

日本に多い中価格帯、およそ個展1回の費用に等しい値段の絵画が、ヨーロッパで落ち込んだ実態も大きい課題です。日本と同様に、先進国の全てで中産階級の没落が起きています。どう動くにしても、芸術に立ち返ることだけは常に考えます。
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