CG画や写真作品は、最初からジクレーづくりと同じコースになっています。CGは印刷しないと絵が取り出せないし、写真は引伸機がプリンターに替わっただけ。

しかし油彩画や水彩画などでは、ジクレー版画化は想定外の後づけ作業になる場合がほとんどでしょう。そのため、作品撮影や版起こしが別人の手になることもあるし、意図的な分担も可能です。

ここで募集するジクレー版画も、油彩画や水彩画はこちらで版を作ります。デジカメ画像そのままではまずいし、ジクレープリンターの仕様や特性へのマッチング作業は必要です。その時、原作者が心配するひとつは、原画の精神性や魂がジクレー化で失われることでしょう。

ジクレープリントは料金ごとの最大サイズがあるから、原画と同じサイズに再現することは少なく、拡大縮小がほとんどです。縮小だと原画の真価は守られる代わりに、当然面積が減って迫力は減ります。それではおもしろくないので、別の何かで利点を出そうと考えるわけです。

画像編集といえば、ホコリ取りや範囲決め、濃度調整を思いつきますが、撮影画像から版を起こす際に、最も大事なのは作品の「自説」です。作家が狙った意図と違うところに、作品の意志があることが多いので。

つまり、ジクレー版画を単なる複製画とは考えず、編曲版と考えることも可能で、原画そのままでは売れないと踏んだ場合に、打ち合わせ回数は増えます。
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