アメリカの共和党は親日で、民主党は親中と言われます。共和党は小さな政府指向で銃規制反対。民主党は逆。なので、民主党のオバマ政権で強いアメリカの存在感が薄れた今、待望される大統領は共和党でした。

その共和党の予備選挙を過激なレイシズムを唱えるトランプ候補がなぜか勝ち抜き、民主党で人望のないクリントン候補の勝利の追い風となった中で、結局トランプ候補があっさり逆転勝利しました。イギリスのEU脱退や、フィリピン大統領の国内人気と似た結果です。

グローバリゼーションこと新自由主義経済により、上層セレブが潤い庶民が底辺に落ちた、いわゆる格差社会への反動にみえます。政策のメキシコ難民阻止が象徴的で、TPP大反対など本音を投げる候補者でした。

トランプ候補に投票するアメリカ人は狂ったとの声は内外セレブたちで、日本でも経済貧困の庶民は外圧を期待して、トランプ当選で世界が混乱する展開をひそかに望んだものです。

従来のトランプ候補の主張どおりなら、日本と韓国はアメリカ潜水艦の核依存から出て、独自の核開発を含む軍拡を促されることになり、アメリカ周辺国のアンチリベラル思想と親しい文脈です。

トランプ当選がサプライズなのは、90年代後半の日本がお手本としたアメリカ格差社会が、日本より先に崩壊を表面化させたことです。労災自殺をまだ珍現象扱いする日本や、在来国民の本音が引っ込みがちのドイツがどう反射するかも、次の世界的サプライズとしてひかえているでしょう。
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