正月なのに、道行く車のフロント部にダイダイのしめ飾りがほとんど見られません。これに気づいて、「日本文化が消えるのは、時代の流れだろうか」と言い出すのは高所得者です。低所得者は、「庶民は貧乏だから節約している」と言うでしょう。

この食い違い、すなわち日本を分断する階級闘争は、おそらくまだ続きそうです。この食い違いが解消した後に、日本の景気回復は実現するはずで、だから近く実現する可能性は完全にゼロでしょう。

この庶民の声は、ネットにはもう充満していることに気づきました。グローバル文化はローカル文化を破壊するとの通念があります。が、グローバル経済の「無駄をなくす」という美徳が、日本文化の美徳を消して回る風桶の原理もあったのです。

金融政策をああやってもこうやっても、日本の不景気が止まらない理由は国内消費の低迷でしょう。低迷の原因に高所得者は首をかしげ、低所得者には何の疑問もないという、フランス革命前夜と同じ食い違い。

具体的には、「国民の働き方を多様に」「女性の社会進出を増やす」「残業をなくす」「移民で人口を増やす」は、いずれも庶民の賃下げが目的です。政治がこれらを誓えば誓うほど、不景気が暴走します。不景気という名の暴走車を止めるために、ブレーキを踏まなければいけない。

ブレーキがかかれば、不景気は止まる。しかし政治がブレーキペダルを踏めば踏むほど、逆になぜか不景気が力強く加速する。ドライバーは一言「ブレーキをかけても止まらなかった」。車がコンビニに突っ込むと決まっていれば、ダイダイのしめ飾りをつけないのも納得。
関連記事
スポンサーサイト

|01-03|ニッポン事情スケッチ||TOP↑

リンク

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

最新トラックバック

QRコード

QR