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今年の抱負は、作品を売ることです。しかしそれだけでは、何のことかわかりません。営業の話ではなく、制作の話です。営業部のがんばりで売りますというのは、日本では流行らなくても、外国では当たり前で珍しくないでしょう。それに徹するだけでは、違いを出せません。

製造部門を立ち上げ、商品開発を行う意味です。音楽にたとえれば、広報以前に編曲や演奏も行うということ。そこまでやってでも、参加者の作品を売って前に進めようというわけです。

日本国民は美術の売買自体に何となく抵抗があるもので、国内の展覧会は売らない前提の品評会がほとんどです。売る前提なら、事前に落選させて商機を減らす損はやらないわけで。現状は、作る側も売れそうな作品へ走るでもなく、売れてたまるかと逆方向へ走るでもなく、中間的であいまいな作品が多い日本です。

その中間的な作品を外国へ持って行くと、プロに見られにくい問題がありました。現代アートの扱いがサブ的同然の日本で、芸能人の副業ぐらいでも国民には足りています。かくも美術の存在意義が二義的に落ちている事情は、生まれる作品にやはり反映してくるのでしょう。

邪心なく作って後は天にまかせるというのでは、傑作になかなか向かわないものです。「売れるように作る」と、「売れないように作る」の違いを意識し合う方向で、改革を考えてみました。
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