美術と音楽を時々くらべていますが、音楽家で目立つのはイベント回数の多さです。多少でもファンがいるからコンサートが開けるのも確かですが、年間150日ステージに立つのは多めとしても、50日はざら。

アメリカのジャズ系の大物は、若い頃に一晩に二カ所というのもよくあり、日本の現代的クラシック系も国内を飛び回っています。全県を回るのもあるし。音楽では、表現者たちはせっせと布教活動を続けています。武道館だけでなく。それだけに、鍛錬の積み重ねも多大で。

一方、美術を年150日展示したり、10回という美術家もあまりいないのかも知れません。美術の露出度は全般に低く、この程度ではミュージシャンと同等の待遇が受けられないのは、やはり納得はできます。

アートフェア参加の初心者は、全作品が売れて即注目されるような、シンデレラストーリーを何となく思い描く瞬間があるでしょう。しかしリアルタイムの出世は、世界の美術館にある巨匠作品には起きなかったことです。『モナリザ』などは、当初はどうでもいい余技の絵だったし。

今から4日後に、ベルリンで展示会を行います。細かい準備(最後は駆け足でしたが)の成果を、皆で確かめます。しかし、各作家が得るものを大きくする策はあっても、一夜で人生をひっくり返すまでは行かない前提です。この分野で一発屋は困難でしょう。

とことん本気なら、同じ展示会が年に3回ぐらいあってよいのですが、日本にそんなイベントはないような気が。そう思ったら、ドイツには年に4回行うアートフェアがありました。4回やっても落ちない国民の関心と、4回できる資金が前提でしょう。
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