このところ金星がとても明るく輝いています。大気に光がにじみ込んで円盤状に見えるほど。金星も月のように満ち欠けするから、半月のごとき半金星になりますが、金星が明るくなる理由は月の場合とは違い、地球のそばに来るからです。

三日月のごとき三日金星になった時、光る部分が細い割にやたらクローズアップされて強く輝きます。今は金星の左上に火星があり、やがて近くに月が来る予定です。正月三が日にも月が来ていましたが、ベルリン展示のことばかりで気づきませんでした。前の冬は木星が仕切っていましたが。

日本から送った探査機は、金星の軌道投入に失敗していて、再トライでかろうじて成功しました。ずいぶん前のことかと思ったら、今調べると13カ月ほど前の話。それから観測は続いていて、ただし表面に降りられないから地味な観測になっています。

ところが、ソ連は金星の地盤部分をすでに撮影していて、そのルックスがまた他の惑星と違います。生物が火星におらず金星にいた場合は、大きいサプライズとなるでしょう。まさかの逆転。

ゴッホと同時代の人は、ゴッホの絵が売れるようになる未来は、まず考えなかったように思えます。その証拠は、ゴッホの死後に絵の奪い合いが起きていないから。所有権や相続をめぐる裁判もなし。要するにゴミ扱い。

ゴッホが出世する確率の低さは、あたかも金星で生物が見つかるほどの意外性だったろうと、今想像しています。だからゴッホへの認知は、同時代の人が心を入れ替えたのではなく、世代交代で進みました。ゆっくりすぎる逆転の金星。
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