映画の第89回アカデミー賞で、プレゼンターがアナウンスした作品賞の受賞作が間違っていたハプニングです。受賞スピーチが途中でストップされ、別作品が発表し直され会場が混乱したという。プレゼンターが渡されたのが、女優賞の使用済み封筒だった手違いだそうで。

あり得ないし信じられないという声や、故意に場を混乱させた芝居説も出ています。が、何かの渡し間違いは起きる可能性が常にあります。こちらにも覚えがあって、1990年代後半のスキー旅行で起きました。

毎回団体の幹事をやっていました。早朝に列車を降りて乗り継ぎのチャーターバスで、バスの切符を渡すと。バス会社は、「うちの会社と違う」と言い出したのです。「そんなわけはない、旅行会社から渡された切符はこれです」というやりとりが続きます。

相手側の運転士や係員たちも総出で、「これはうちじゃない」「これでは乗れない」と口々に言います。15分もたっていて、バスの中には他の大勢のお客と、こちらの仲間もたくさん乗って待っています。事前の切符の発行ミスが考えられ、どうしようかと考えた時、ふと思いつきました。

「もしかしてこういうことか」とカバンの中を探すと、ありました。往路の切符が。切符は2枚ありました。山に登る往路と下山する復路で、バス会社が異なっていたのです。行きに帰りの切符を出したので、わが社でないから乗れませんと相手は言うしかなかったわけです。

気づいてしまえば全くバカバカしいミスですが、あの時は全く気づきませんでした。発想が念頭にない以上は、起きていることを起点にするから、注意深くなりようもなく。当然ながら相手も、「これは帰りの切符でしょ?」と思いつきもしないわけです。アカデミー賞でも、対策は浮かべても責める気になれず。まさに、これが人生なのでしょう。
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