新自由主義経済を基盤とするグローバリズム社会は、70年代イギリスのサッチャー首相が始めた説が有力です。レーガン大統領のあの頃。その先端にあるEUからイギリスが降りたということは、世界にトレンドをもたらせる国は相変わらずイギリスということかも。

1パーセントの人が99パーセントから搾取するグローバリズムは、日本では宅配荷物の激増に表れています。激務で低賃金のトラック運転手が足りない問題ですが、要するに送料無料の通販店のみ繁盛して、引き換えに日本全国にシャッター通りが増えた現象です。貧困ニッポン。

マスコミのうち放送局は、電波周波数に限りがあるから自由参入に脅かされない既得権ゆえ、1パーセント側に自動的に属します。日本ではその株式を他国政府が買える甘さで、放送局はグローバル企業の顔です。

その放送局から流す情報が偏向していると日本で言われて久しく、しかしそれを表の争点にしたのは、何と日本の大先輩たるアメリカでした。日本にグローバリズムを伝授し、江戸時代に確立した大和国の構造まで変えさせた張本人なのに。

偏向情報で目立つのはグローバリズム礼賛と、反対勢力への批判です。要するに1パーセントを「理性的」、99パーセントの動きを「感情的」と伝える言葉です。反グローバリズム政治家や支持者に、「感情的になるな」とアナウンスするパターン。毎日毎日、耳タコなほど。

より低賃金でも働く移民難民を利用する、1パーセント側の金欲しさに尽くすヨイショなのに、正義はこっちと引っ張る報道の論調。そこが震源地で、世界を不穏にしテロの下地を用意する構図です。それでは国がもたないと言い出したのが英米で、40年かけて片寄りがひどくなった世界を、今から是正するリーダー争いが最先端の政局です。
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