日本にエイプリルフールは定着せず、過去に新聞社がジョーク記事をのせた時、読者は怒り出しました。冗談が通じにくい東アジアの地域性なのか、中国共産党もこの風習に乗らないよう人民に呼びかけています。

エイプリルフールの虚報を真に受けた例に、「アポロ陰謀説」があります。月に降りた12人に、今の価値で総額1億円もの口止め料を払ったとされる事件。元は4月1日制作と記した英テレビ番組(放映は別の日)でしたが、世界に潜伏するアメリカ国への私憤と混じり、アメリカ下げプロパガンダが形成されました。

「巨大イナゴ」「スパゲティのなる木」も、今も信じる人がいます。よくあるパターンは「ツタンカーメン王の呪い」で、冷遇された出版社の恨みの創作と当時は知れていたのに、年月経て信者が増えた時間差薬効でした。テレビのウルトラシリーズも後世に、宇宙生物が地球に来ていた証拠映像として引用されるのは確実。

ところで、今や毎日がエイプリルフールです。たとえば、水道水に「ありがとう」と言ったり、モーツァルト曲を聴かせると、味がよくなるデマがあります。デマと言われて反発する立場は、水や装置の販売業者だけでなく、一般人にも広がりました。最大の理由はアフィリエイト。

見え透いたデマでも一定率で洗脳できる統計成果を利用するのが、今日のフェイクニュースサイトです。米トランプ大統領の選挙でも、本国内外のフェイクニュースメーカーが複数動員されたとされ、有名な虚偽報道サイトはロシア企業でした。デマの創作と流布は法律違反でないから。

当局のエイプリルフール化も負けず、江戸しぐさだとか。「ニセの情報に気をつけろ」という警告はほぼ無意味で、人が享楽と利害で正誤を決め取捨するという、美術展の審査に似たやり方は今後も強まる勢いみたい。
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