節約とは物を買わないことなので、節約すると物が売れなくなります。節約イコール不景気。倹約やコストカットを続けるとGDPの萎縮も続き、国力衰退と地位低下も続きます。節約で経済アップはない話なのに、あると信じる勘違いが日本病の原因と先述しました。しかし、ただの勘違いでもなく。

おやつは「カール」の製造工場を減らし、東日本での発売中止が発表されました。そうなった理由の識者説明は、国民の味覚変化やとうもろこしの原価でした。しかしスポーツカーやゴルフ用品や本が売れない理由と同じで、原因は中下層の貧困です。おやつ代を節約して買い控えたから。

長くサブカル界で人気ダントツ一位の「少年ジャンプ」も、部数が大きく減っています。これも同じで、漫画誌に求める思想が時代変化したのではなく、貧乏で買い控えたから。漫画はなくても死なないよと。アートみたいに見るだけ、立ち読みするだけで買わないよと。

景気の悪さへ話を向かわせまいとした説明が、怪しい立場の存在をうかがわせる重要ポイントです。国民が一丸となって景気向上へ力を合わせているわけでもなくて、実は内部で綱引きが起きているのです。

今の日本では、上層が国内経済を悪くしたい願望を持ち、下層が良くしたい願望を持っています。概して経済団体は前者。前者に主導権があるうちは不況は維持され、現状はまだその路線です。記録的な好景気が今来ていると、実態と逆のアナウンスを行って、国民が放心した状態が今。

不況の雪解けのきざしは、2014年の年初でした。しかし、3カ月後の消費税上昇で消費はガク落ちして節約時代に帰り、また冬に戻りました。今から3年後の東京五輪の前評判が暗いのも、節約五輪コンセプトが1998年頃の緊縮財政と同じ考え方の、国力衰退ベクトルだからでしょう。
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