住宅建築家の宮脇檀が語った悩み。「初めてマイホームを建てる人は、ショートケーキみたいな家を欲しがる」と。意味はおそらく小さなお城。出窓と丸いアーチやとんがり屋根にレンガ積み、屋根裏部屋に上がるはしご、回り階段や対面キッチン。

実際にはすぐに飽きて不便で寒かったり負担ですが、初心のあこがれが強いから今では住宅会社はお城ふうプレハブもラインナップします。実は美術作品サイトも似て、ファッショナブルでファンシーなお城や御殿ふうのサイトにあこがれる人も多いみたい。

住宅でよく言われる格言が、「家は三度建てないと良いものにならない」。簡単な話で、初回はショートケーキに向かう。反動で逆方向へ走り、三度目にほどよく落ち着く流れです。石の上にも三年や、ホップ・ステップ・ジャンプの三ではなく、こっち、あっち、真ん中と振動するキーナンバー三。

美術サイトも初回はファンシー、次は反動で凡、三度目に読者優先に目覚めるのかも。実際に注文主の好みが日替わりしたり混乱して、制作途中にこっち、あっち、真ん中と振動して、制作中止も起きやすい。ファンタジーと現実との間で、注文主も迷い始めるから。

ファンシーの例は、古くは音楽で始まるサイトでした。大好きな曲を皆に好きになって欲しくて。読者はうるさくてすぐ閉じました。音楽に代わったのがアニメと映写や動画で、WEB業者も住宅会社のように顧客のあこがれ意識に応じています。応じた方がオプション料で儲かるし。

おしゃれ度重視の作品サイトで多い失敗が、北欧住宅の白壁ふう真っ白。そこに並べた作品が暗く沈んで見えるのは瞳孔が開く生理現象で、日本的な絵を引き立てていない結果もみられます。器の美に目が行きすぎやすい点で、住宅とサイトは似ています。
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