美術作品サイト(ホームページ)を作る時、作家が注意すべきは需要の細さです。簡単に言えば、アーティストを見たい意欲が世界的に希薄。欧米ではある程度アート探索して作家サイトが重宝されても、日本だと作家サイトの出番がほとんどありません。

「皆さんお元気ですか」と芸能人が書くのと、芸術家が書くのでは、見たい人の数が何ケタ違うか。画家も彫刻家も、人気職種との差から出発する必要があります。サイトを見たい人数が絶対的に少ない現実は消せない。

日本に限るなら、芸術とか美術とか現代アートとかは、難しくてわからないから嫌いという気持ちが一般的です。絵や彫刻を別に見たくないし、生涯関係ない。ネットを見るなら芸能タレントの結婚や、政治家の失言や、東アジア国家紛争が先なのが普通。ヒマがあればそっちに目が向きます。

日本でアートサイトに来る読者の目的に、作品画像の回収があります。同業の美術家が参考目的でパクるのではなく、ビジネス企画書や報告書に貼るイメージ画像の調達です。こういう現実も、一応与条件です。

美術サイトを探訪してくれる貴重な読者とて、画面に作品を映して引っ込めてが手間だったり、ボタンを押し進んで迷子になると、閉じて去ります。殺人事件報道や保険料計算サイトほどは見たい気持ちが強くないアートだから、サイト操作がメンドクサイとすぐに帰ってしまいます。

普通のサイトはメンドクサイに決まっており、ここで受注する作家サイトは、そうした隠れ事情に合わせて、さっさと作品の力量を見せつけ、美点を伝えきるに徹しています。相手側に、時間をかけてゆっくり楽しむ用意が最初からない前提で。購入動機へ直結する特殊機能も装備し、作品も自薦の独演会とは距離を置いています。
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