ドイツ遠征に抽象絵画の参加が減っています。原因は国内で減っているからで、買う空気がない不景気で意気も落ちやすように感じます。我こそはという抽象画があれば、ドイツに向けて送り出しましょう。

「最近は抽象画に抵抗がない人が増えたね」なんて意見はみられません。何でもありのネットでも、「全然わからん」「意味不明」「きれいでもない」「いらね」の意見が圧倒的です。局地的に売れるゾーンはあっても、理解が広がっている様子は国内にみられません。

たとえば先日の、五千万円の絵を盗んで有罪になったニュース。元は駅の壁にあったあのアクションペインティングの純粋抽象を見て、金額に合った内容なのかの議論は起きず、難しくて僕は全然わからないと言う感想ばかり。何よりも反響の小ささ。

こうした抽象へのマイナス評価が寄せられてきた一因は、実は作品側にありました。抽象画はモチーフのおもしろさをウリにできず、見せ場づくりが難しい。その難しさに打ち勝った抽象画が少ない、往年の構造問題があります。高度ゆえ、傑作率が元々低いという宿命的なものです。

抽象画をいくら切り回しても、腹ペコの人にジュースを出すような、的へ当たりにくい面があります。世界中で多様な作風が出そろうにつれ、抽象画の新作が他人と趣味が一致する確率は下がっているのでしょう。そこは、モチーフできずなをつくれる具象画が有利。

そこで、いっそチーム化して作ろうではないかと考えました。こちらが買う身になり、作品に足りないものが何なのか調べる。徐々にそうした解決法が増えているところです。独りでやりたいように作っても一向に夜が明けない理由は、別に謎ではないのだから。
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