海外でアートフェアが開かれる期間は、たいてい2~5日間です。短期決戦なので人出も集中して、華やかににぎわう会場写真が撮れます。しかし駆け足イベントでもあるから、作品を見るお客の目も性急になります。じっくり見る時間がないから、複雑な意図が込められた作品や、こった作品の真価が見過ごされやすい傾向はあります。

出品側が思い出づくりと割り切って海外展示するのも楽しいのですが、参加することに意義があるだけではだんだん物足りなくなって、いずれは勝つことを意識し始めます。それなりに売れたり話題性も欲しくなります。国際大会の中継に映るだけでは足りず、ゴールをきめて選手も輸出したい日本サッカーの立場とも似ているでしょう。

「全ては美術家の力しだいです」とするだけでは前進せず、解決のひとつはギャラリー側で支持客と前評判をつくることだと考えました。ギャラリーの地力をつけて、発言力を増す意味です。有名アートフェアにエントリーしても、いきなり有力ギャラリーにはなれないから、常日頃の地位固めが大事。

その時、ギャラリーが先か作品が先かという問題はあります。器と中味の、どちらが推進力になるか、より早く目的を達せられるかの作戦。今の判断は、まだ作品あってのギャラリーという前提で作品探しを強化しました。
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