FC2ブログ
大相撲あたりから始まって、レスリング、アメフト、ボクシング、居合道など、競技団体の協会や連盟などで、組織上層部の事件がニュース続きです。また出た、次はこれ次はこれと、目新しい感じで走馬燈のように。次は体操競技だという。

体操での話題のキーは、選手の引き抜きです。選手がどこでトレーニングするか、所属する団体などを移る時に出てくる権力行使です。これが体操競技で問題になり、すでにメダルをとって引退している選手が何人か、引き抜き批判を述べています。

体操で問題にされるのは、監督やコーチが苦心して有力に育てた選手が、オリンピックでメダルをとれるかという直前に、ヘッドハントでさらう行為への批判です。選手が強く立派になったのを見計らって巻き上げる、いかにも不道徳な立ち回りを、メダリストたちは批判します。

野球やサッカーには、金銭トレードや移籍金があり、選手の実力に合わせて価格をはじき出して、得する側が払います。移籍金は選手の報酬額ではなく、チームからチームへ払う調整金の意味です。

引き抜きは自由なので抜かれた側が無能だと、体操関係者はネットに書いていますが、野球やサッカーでは自由ではなく、公正を図るための移籍金です。だからパ・リーグ投手を巨人軍が次々巻き上げた頃は、パ・リーグは活動資金を得る恩恵を受け、選手を育成しても無駄にならなかった。

芽から育てる苦労は他人にやらせ、開花前に手柄ごとタダで持ち去るのは問題でしょう。芸能界で売れ始めた芸能人がプロダクションから出て家族運営を始めると、業界追放になる慣例を連想します。画廊の取り扱い画家も、昔はこの問題がありました。勝ち馬に乗らない美徳がどの程度日本的であるのか、興味深いところです。
関連記事
スポンサーサイト

|09-03|ニッポン事情スケッチ||TOP↑

日本現代美術をドイツへ

ギャラリー日独物語

リンク

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

ご案内

クラウド・ファンディング物語
ギャラリー日独物語

ミニコラム集1
ギャラリー日独物語

ミニコラム集2
ギャラリー日独物語

最新トラックバック

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR