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美術大国のアメリカや中国よりも、日本の現代美術の市場規模は100分の1のオーダーだと言われます。以下のイギリス、フランス、ドイツよりも、はるか小さい金額です。古美術を別にした現代美術で差が目立ちます。

日本で絵や彫刻があまり売れず、美術市場が小さい理由は、前からネット掲示板などにもありました。「美術界は国民に美術の資産価値を伝えていない」「国民は美術を買う意味がつかめない」「どの作品に価値があるかがわからない」「国民は作品を信用できないから買わない」。

この分析の何が間違いかは、日本の感覚だとわかりにくいでしょう。日本国内では美術の価値は上から下へ、大本営発表を国民に降ろす慣習だからです。この慣習の末が、現代美術が売れない現状です。

ドイツの市民は作品個々の資産価値を知った上で、資金運用で絵や彫刻を買うのではありません。彼ら彼女らは作品を見て楽しみ、時に驚き、知人と話題にして、いやされたり奮起するなど、自分の変化が目的です。それが集まっての大きい市場です。

日本で絵や彫刻があまり売れないのは、作品がわからない人が多いからです。芸術が苦手だから。アートオンチだから、大本営発表を頼るのでしょう。それに美術界が合わせると、現状を強めてもっと売れなくなります。いつまでも国民が自分の目を持たず、作品を見て楽しみ、時に驚き、知人と話題にできる日が来ません。

上が下に伝える値打ち情報で市場を回すなら、新人の新作を買う空気はなくなる理屈です。他の国は思想を込めたエンタメで美術を考えているのに、日本だけが値上がり益で資産形成する目的で、投機商材とみる常識がオピニオンリーダーにも広がっています。
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日本現代美術をドイツへ

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