画集が総天然色になった歴史は新しく、カラー印刷の普及は20世紀後半のこと。名画の画集が次々出版されました。1960年代でも粗末なもので、大判画集はカラー印刷した紙を本文ページにノリ貼りしたものでした。

絵画の撮影にはジレンマがあり、早い時代に撮ると画質がイマイチ。そこでフィルムの進歩を待つと、今度は絵画が傷んでいたりします。今でも、以前撮ったリバーサルフィルムが退色していると、新たにデジタルカメラで撮り直したくなります。しかし絵はほこりだらけで。

次世代の撮影技術がまた出た日には、また撮り直したくなるでしょう。音楽ソフトのAADとDDDの違いや、マスターテープの保存状態と最新デジタルリマスターとの調整が、画集にも一応あるわけです。

後世ほど美しくなる作品は、写真とCGです。デジタルデータはその後劣化しないから、印刷機や引き伸ばし機が改良されると、何もしなくても前よりきれいな作品に出し直せます。

しかし今現在は、毎度サイズを計算したり用紙を選ぶ手間があり、失敗もあります。以前、CG作品を光沢紙でなく塩ビシートに印刷して、暗部がつぶれて全滅したことがありました。こうした試行錯誤も、未来の成果へと向かっています。
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