今朝3時過ぎにご質問をいただいた新人の方へ。2時間後に返信して不達でした。誤記ではないとしても、そのアドレスはすでに存在していません。ご確認ください。

さて本題。最近またビットコインが宣伝されています。円天やセカンドライフを識者が絶賛したパターンと似ていますが、国民に警戒される理由はいくつもあります。仮想通貨ではなく決済法や投機商材だとする見解もあり、定義が動くこと自体が不安定感を誘っています。

またビットコインに懸念する者を、関与者は説明せずにののしるのも特徴。「参加しない反対者は時代遅れのバカです」と言い切った、過去の大規模詐欺事件と空気が似ている点。本当に良い物なら、叩き発言はしないのがヒトの心理だという。ちなみに、既参者は新参者が増えると資産アップする無限連鎖(ネズミ算)機能があり、売り抜けで暴落する理屈です。

米ドル、ユーロ、円、英ポンドの四強とは違う不安定な通貨の国には、以前から代替貨幣願望があります。要は人口世界一の国民が自国通貨不信で魅了され、他国の客商売はそれにつき合い売上高を増やしたい。日本でも2017年4月から仮想通貨法が施行されます。

仮想通貨の最大の利点は、当局に知られずに資金を動かせる点で、つまり免税と洗浄が第一の目当てです。現に日本で大金が消滅した事件は、犯人がわからないまま。副次的な利点として、決済の手数料を安くできる点もあります。理論上は。従来の正攻法で日独間で展示活動費を送ると、特にユーロレート加算部分の負担が大きいのも現実。

しかし捕捉できない超自由主義で世界は不安定になるはずで、仮想通貨の根底には無政府主義願望もあり、何となく現代アートの一部にみられたアナーキズムと親しい方向性です。国を壊して世界を組み直すおもしろさの一方で、安定と秩序を今も保つ最古国日本に欲しいのは、仮想通貨のようなデフレ材料とは逆方向なのも現実。
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|04-11|その他||TOP↑
今日気づいたことですが、連続テレビ小説『おしん』(1983)のテーマ曲に元ネタがあったのかと感じました。ジョニー・ピアソンの『ヘザー』がそうで、きっかけはカーペンターズのベストセラーアルバム『ナウ・アンド・ゼン』(1973)。しかしネットにこの情報は一件もなく。

出だしから曲の回し方が似て、共通するコード展開です。途中で和音がガク折れして、テンションを高める部分は酷似。ただし主旋律は異なり、盗作とは感じない範囲でインスパイアーかもという程度です。『サウンド・オブ・サイレンス』と『夜明けのスキャット』の関係に近い感じ。コード拝借なら『チェロキー』と『ココ』みたいなものか。

『おしん』のテーマは開始わずか5秒でサビとなる劇的な曲で、連続テレビ小説シリーズ曲の最高傑作と定評があります。1980年代のアメリカから始まった、低域を厚くした音づくりを感じさせるもの。市販のサウンドトラックはモノラルだったので、ステレオ盤が待望されていました。

鳴かず飛ばずの曲を劇的に改良した例に、ジョージ・ハリスンの『マイ・スイート・ロード』がありました。盗作裁判の原告側が示した元ネタ曲が、煮え切らないもどかしい不発作品で、これがイマジネーションの差かと感じた人も多かったのでしょう。

もっとも、既存作品の改良作業はたやすい一面もあるはず。現に、表現物の多くは他の表現物を参考にしています。似ない場合でさえ。しかしまた、オリジナル作に最も普遍性が宿り、二番ものは亜流くさい例も多く。

以前の美術大学教育で、有名画家作品の模写が不自然に評価され、劣化コピーが推奨されるも同然で、部外者もあきれたと騒いでいたニュースがありました。オマージュは本来、元祖に対して「出藍の誉れ」といえる差異と向上が期待されるはずで。
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|04-06|芸術の秘密と謎||TOP↑
2018年のジャパン・フェスティバル・ベルリンに出すジクレー版画の募集がスロースタートしました。毎回の目標があり、次は価格アップ作戦です。

今回、会場の別ゾーンにあったサブカルプリントを偵察しました。こちらで出したジクレー版画は、似たサイズのサブカルの4~20倍の価格で売れました。しかしこれは仕様の差もあり、こちらのプリント料金はかなり高額で、最低価格が高くなります。

美術品は永久保存が前提だから、経年変化しにくい紙、染料でなく顔料で堅牢なハイエンドインクの、耐久性ある仕様です。用紙は、世界的に高級な日本製かドイツ製です。

しかし現地の購入客は、財産価値にはあこがれません。絵のコンテンツである意匠イメージが目当てで、資産価値やリセールバリューを考えないのがドイツ。後日の値上がり期待で買うわけではないから、画風のへたりは気にしても、絵の端の折れなどは気にしないほどで。

原画よりも安価に出せる版画に替えたことで販売数は増えましたが、販売数を追うと値下がりを招きます。日本美術の価格破壊が起きないように、多角的に研究する回にもなります。
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|04-03|ジクレー版画物語||TOP↑
日本にエイプリルフールは定着せず、過去に新聞社がジョーク記事をのせた時、読者は怒り出しました。冗談が通じにくい東アジアの地域性なのか、中国共産党もこの風習に乗らないよう人民に呼びかけています。

エイプリルフールの虚報を真に受けた例に、「アポロ陰謀説」があります。月に降りた12人に、今の価値で総額1億円もの口止め料を払ったとされる事件。元は4月1日制作と記した英テレビ番組(放映は別の日)でしたが、世界に潜伏するアメリカ国への私憤と混じり、アメリカ下げプロパガンダが形成されました。

「巨大イナゴ」「スパゲティのなる木」も、今も信じる人がいます。よくあるパターンは「ツタンカーメン王の呪い」で、冷遇された出版社の恨みの創作と当時は知れていたのに、年月経て信者が増えた時間差薬効でした。テレビのウルトラシリーズも後世に、宇宙生物が地球に来ていた証拠映像として引用されるのは確実。

ところで、今や毎日がエイプリルフールです。たとえば、水道水に「ありがとう」と言ったり、モーツァルト曲を聴かせると、味がよくなるデマがあります。デマと言われて反発する立場は、水や装置の販売業者だけでなく、一般人にも広がりました。最大の理由はアフィリエイト。

見え透いたデマでも一定率で洗脳できる統計成果を利用するのが、今日のフェイクニュースサイトです。米トランプ大統領の選挙でも、本国内外のフェイクニュースメーカーが複数動員されたとされ、有名な虚偽報道サイトはロシア企業でした。デマの創作と流布は法律違反でないから。

在来の報道機関のエイプリルフール化も負けておらず、アメリカ公文書の公開分を元にした731部隊の記事は日本になく、細菌兵器の悪魔団という情報だけが創作流布済み。「ニセの情報に気をつけろ」という警告はほぼ無意味で、人が享楽と利害で正誤を決め取捨するという、美術展の審査に似たやり方は今後も強まる勢いです。
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|04-01|芸術の秘密と謎||TOP↑
電器のサンヨーはすでになく、シャープは外国に買い取られ、東芝も倒れようとしています。これを時代の流れと感じる人は、過去の流れを知らない若い一群でしょう。なぜなら、「これからの時代は株主優先へと大きく変えることが、日本復活の唯一の選択肢」という、90年代後半から進めた国家変革の結果がこれだから。

労働者の所得を大きく落とす政策で、バブル後に傾いた企業が助かる約束だったのです。日本をデフレの格差社会に変えて、奴隷制とまで言われる賃下げを行い、引き換えに企業コストが軽減して立ち直り、経済大国へと返り咲く筋書きでした。だから国民も長い年月がまんできた。

ところが、搾取された従業員だけでなく搾取した企業までが、今になって没落を始めて消滅してびっくり。時代の流れではなく、国の運営を間違ったのです。企業強化のために国民が貧乏に甘んじた98年からの19年に、企業も仲よく倒れる誰トク状態で、笑うところなのか泣くところなのか。

要するに19年間、日本国民はだまされました。上が下をだましたのではなく、上も下もだまされた。だましたのは、株主最優先を熱く唱えた投資家たちが疑わしい。しかも少数。それらグローバリストは帰属意識がなく、どの国がどうなっても金以外に関心はない。文化が壊れても平気なタイプ。

おもしろいのはだまされた被害意識の薄さで、イギリスやアメリカやオランダの変化をレイシズムとしか思わない層の幅広さに表れています。金銭感覚でなく人種感覚で世界が動くとの奇妙な思考。案の定、90年代のテレビ議論も忘れ、時代の必然と勘違いして。いっぱい食わされた認識の欠如。

東芝は電器だけでみれば、『サザエさん』のスポンサーで知られる東芝ランプやアイロン程度に思えますが、日立と並んで外国に「日本すごい」と言わせた巨大インフラを数々実現した頭脳集団システムです。日本が捨てると大損以外に考えにくいのが、本来の流れでしょう。
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|03-29|美術の基盤は経済||TOP↑
在日本アメリカ大使館の大使は、先日までキャロライン・ケネディが就任しました。その父ジョン・ケネディ大統領暗殺(1963)の資料は、あと22年で公開されキャロラインも見ることができます。利害関係者による公文書の隠滅を防ぎ、最終的に市民に渡すのがアメリカ流。当局の都合で破棄して永久に消せる日本とは逆の価値観です。

その国立公文書館で、大日本帝国の機密が時効で公開されました。石井四郎率いる731部隊の、10万ページものファイル。過去に他の資料が公開された時、日米の裏金がモロに記録してあり、ビッグニュースになったことも。今回も研究者たちが資料を調べ、今度はがっくり拍子抜けしました。

731部隊は、保健所の出先機関だったからです。ソ連の南進占領を食い止めた満州国で、風土病と飲料水対策を行う防疫組織でした。たいしたことがないというか、ショボいというか。実体の迫力がなさすぎて、多くの関心も落ちて話題性が一気にしぼんだもよう。

従来の噂では、731部隊は細菌兵器と人体実験で知られる、非人道的な悪魔団でした。その恐ろしさと凄惨な悪行の数々を暴いた本が何冊も出版され、写真図版もおどろおどろしいもので。古い情報発信源は主にソ連。海外ネットのグロ専門サイトにも掲載された、つながった妊婦と嬰児の遺体写真など。生きたままの解剖。

しかし前々からそれらの写真に疑問が出され、旧帝国大学医学部の学術用途や、後の映画の宣伝スチール写真が混じっているとわかり、混沌としていました。GHQの米軍が戦犯免除と引き換えに石井らを連れ去り、細菌も入手し米軍の生物兵器の基礎を築いた説も広まっていて。朝鮮戦争の陶器製の細菌弾もその応用だったとか。

フタをあければ、天狗の正体が山菜とりのおじさんだった印象。同時に、731部隊をバイオ兵器の草分けとしたある種の権威性も消えました。情報量が少ないせいで憶測と妄想をかきたて、人々を振り回し続けた創作表現アートみたいな話。ある意味、オズの魔法使い。
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|03-28|その他||TOP↑
小学校の新科目となる「道徳」の教科書検定で、郷土愛不足の意見に対して、パン屋を和菓子屋に取り替えて合格した事例が報道されました。これを聞いた日本では、明治時代の「あんパン」開発を連想する人も多かったと思われ、調べると4月4日が「あんパンの日」だとか。

あんこを後付けでなくパンに内包してつくる方式で、和菓子に近い独自製法だったという。さらに連想して、「うぐいすパン」や「メロンパン(関西ではサンライズ)」など、日本発のパンがけっこうあります。しかし、海外からの注目はそのあたりにとどまらず。

来日旅行客が話題にした、トンデモなパンも連想しました。試食しマニア化したり、絶対食べない宣言も出る4種です。「やきそばパン」「スパゲティーパン」「カレーパン」「ポテトサラダパン」という、いわゆる調理パンがそれ。海外で驚かれる理由のひとつは、炭水化物同士のセットだから。

小さな手作りパン屋を持ちたい人がけっこう多いのは、自分が食べたい以外に、独自の工夫の余地が望めることもあるでしょう。市販の手作りパンを見て改良の余地を感じ、色々と思いついている場合もあろうし。成否は水ものではなく、能力主義的な要因が大きいし。価格破壊も不要。

ルーツが洋物のパンでは、郷土愛や愛国にならない暗黙の諒解だったのでしょう。が、かりんとうや金平糖などの専門店にくらべ、パン屋は日本色を出せる創造的な場に変わっているから、教科書で位置づけ直せたかも。古きを守る伝統ではなく、新しきをつくる伝統として。

同時に、もっとくだらないことも連想しました。パン屋と和菓子屋の呼び方です。XX屋の呼称は放送禁止用語の一種であり、XX店やXX業と言い換える自主規制が放送局にありました。今回は規制しませんでした。
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|03-26|世界に伝えたい日本の奥義||TOP↑
ジャパン・フェスティバル・ベルリン2017で、菓子の出展が気になりました。市販のパッケージ商品がきれいに並べられた写真。前からですが、世界中で日本の菓子が人気で、ほとんど依存症的なファンもいて、SNSやブログのおもしろ来日体験記にも出てきます。

菓子は加工食品であり、保存食です。この分野で日本製品の完成度を感じたのは、1960年代でした。親族に輸入雑貨の店主がいて、外国の菓子をたくさん送ってくれたのです。板チョコレートや粒キャンデー。カルミンやレモンドライのタイプが多く。

赤い網の袋に、エキゾティックなお菓子が詰めてあり、きれいな包装紙が印象的でした。色々な種類のお菓子が、量もどっさりで。ところが、試しに食べてみると全くびっくり。思いっきりまずい上に、とても薬臭かったからです。とにかく、お菓子らしい味がしない。

板チョコは薬品臭ばかりが強くて、カカオの香りや砂糖の甘さが皆無。まるで食べ物ではないみたい。砕ける粒タイプのキャンデー類は、フルーツ味のはずが味をつけ忘れたような感じで、本当に新品なのか疑ったほどでした。そしてやはり、医薬品のようなにおいばかりが強くて。

外国ではこれがおいしいのか、国によって味覚がこんなに違うのか。そんなわけはないだろうと疑問が残りました。それが近年の日本製菓子の世界的人気で、やはりそうだったのかと納得。クオリティーの内外差だと。

超人気の菓子は初登場が古い場合も多く、ロングセラーになっています。一方で後発の菓子は、新鮮な個性派として企画されるようです。美術作品に本来期待されるような、クリエイティブな商品展開がみられます。
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|03-24|世界に伝えたい日本の奥義||TOP↑
サクラの季節になると出る話題に、花見のサクラ並木に多い種ソメイヨシノの由来があります。今ならDNA鑑定でわかるはずだと思っていたら、すでに調査が進み日本の在来種同士の交配種と確定しているそうです。

日本の古い物産の由来は、二つの運搬コースが言われてきました。ひとつはペルシャ、インド、そして随や唐など現中国から、物々が海を渡って来たもの。正倉院の宝物が一例の、シルクロード。もうひとつは、いわゆる南方と呼んだ東南アジアから、沖縄を経るなどして本土に着いたもの。

ソメイヨシノもそれらのコースが推定されて謎でしたが、実は人が住まない太古から自生していた種が直系と判明し、ついでに歴史ロマンもしぼんだかも知れません。命ある生き物だからわかりやすい。そして在来種の交雑比は不詳でも、挿し木は人為的で昔の日本人が広めたことも確か。

観賞用に花びらが大型化され、日本中の並木は同一個体のクローンらしい。そのソメイヨシノがワシントンにも輸出されていて、寒波でまとまった数が枯れたニュースがあり、もしかすると日本から再び送るのかも。

写真の世界ではサクラをきれいに撮るのは難しく、目で見た印象と違う雰囲気になり、意外に絵になりにくいのです。理由のひとつは、ソメイヨシノの花の色が微妙すぎて、機材で生じるカラーフェイリア(色味のずれ誤差)が勝ってしまう点もあるでしょう。

サクラの花は何色かというクイズがあり、ピンクと思っても実際はかなり白色に近い。その落差はよく心理色で説明されますが、山沿いに見るヤマザクラがソメイヨシノより赤い花に見えるのは別の理屈です。花は白でも新芽が赤いから、印象派絵画の効果です。遠景と接写で違って見えます。
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|03-19|世界に伝えたい日本の奥義||TOP↑
新自由主義経済を基盤とするグローバリズム社会は、70年代イギリスのサッチャー首相が始めた説が有力です。レーガン大統領のあの頃。その先端にあるEUからイギリスが降りたということは、世界にトレンドをもたらせる国は相変わらずイギリスということかも。

1パーセントの人が99パーセントから搾取するグローバリズムは、日本では宅配荷物の激増に表れています。激務で低賃金のトラック運転手が足りない問題ですが、要するに送料無料の通販店のみ繁盛して、引き換えに日本全国にシャッター通りが増えた現象です。貧困ニッポン。

マスコミのうち放送局は、電波周波数に限りがあるから自由参入に脅かされない既得権ゆえ、1パーセント側に自動的に属します。日本ではその株式を他国政府が買える甘さで、放送局はグローバル企業の顔です。

その放送局から流す情報が偏向していると日本で言われて久しく、しかしそれを表の争点にしたのは、何と日本の大先輩たるアメリカでした。日本にグローバリズムを伝授し、江戸時代に確立した大和国の構造まで変えさせた張本人なのに。

偏向情報で目立つのはグローバリズム礼賛と、反対勢力への批判です。要するに1パーセントを「理性的」、99パーセントの動きを「感情的」と伝える言葉です。反グローバリズム政治家や支持者に、「感情的になるな」とアナウンスするパターン。毎日毎日、耳タコなほど。

より低賃金でも働く移民難民を利用する、1パーセント側の金欲しさに尽くすヨイショなのに、正義はこっちと引っ張る報道の論調。そこが震源地で、世界を不穏にしテロの下地を用意する構図です。それでは国がもたないと言い出したのが英米で、40年かけて片寄りがひどくなった世界を、今から是正するリーダー争いが最先端の政局です。
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|03-18|美術の基盤は経済||TOP↑
美術作品写真
鈴木香織展
銀座K's Gallery-an
東京都中央区銀座1-13-4大和銀座一ビル6F
2017年3月13日(月)~18日(土)
平 12:00~19:00
金 12:00~20:00
土 11:30~17:00
Kaori SUZUKI 作品撰集サイト
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|03-16|参加者ニュース||TOP↑
あれから6年、全く風化していないのがよいことなのか、しかし今またテレビ番組で特集するせいではなく、現実に東北からの話題も減っていて国民の心に引っかかっています。復興作業も現在進行形になっていて、一段落がついていません。

よりにもよって不況の二番底の、次の三番底が来るぞと言われていた時の天災でした。比較的羽振りがよかった芸能関係や、大企業からの大きい寄付以外は長く続かず、復興税も小さいものにとどまっています。まだバブル気味だった阪神淡路との差になっています。

復興予算が復興以外の別方面に多く流用されたことも知られ、日本は決定的に貧乏状態です。地震災害を逆手に取る、強引な景気アップには結局できなかったみたいで。以後の6年もグローバリズムのデフレスパイラルを深め続け、中高年の実質失業率も上がる一方。

海水が入ってきた地では、当初は大胆な都市計画も考えられました。宅地をいくらか高台にずらしたり、上げ底型の集合住宅を増やすのはどの程度実施できたか。ほとんどは、低地に再びまちづくりして何だかなあというところもあります。

参加者の中にも、復興ボランティア向けのプリントTシャツをデザインして、ロイヤリティーを赤十字に寄付するチャリティー商品に参加した方がいるでしょう。美術界からの資金はささやかな規模にとどまり、日本の中で重みがない業界だと実感したものです。

強いて言えば、巨大災害で日本は目立ち、欧米のアート展で日本特集が増えたぐらいでしょう。この勢いが内需にもつながればという、ささやかな希望はあります。
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|03-11|ニッポン事情スケッチ||TOP↑
カメラ業界もまた不況業種の近傍にいて、その原因は携帯電話機にカメラ機能があるからでしょう。ネットでも、携帯電話があればカメラは永久的に不要という声がみられます。

最新の携帯電話カメラの画質の良否を検証するために、一眼レフカメラとスマホカメラで撮りくらべた画像がよく出ています。大きな違いは、色の再現性です。その差は、日中の晴天で目立たず、室内や暗がり、またライト類が画面内に入ると目立ちます。出版DTPの現場では困りものです。

一般に小さいカメラほど撮像センサーも小さいから、レンズを通して焦点を結んだ一画素ずつの色を、よりアバウトな精度で受け取ります。それを自動処理で補完計算し、推測値で埋めて記録します。暗部に発生する偽色(ぎしょく)もそうです。小さいカメラほど補う量が増えます。レンズも小さいので、結んだ焦点の精度も低い。専門用語で言えば、収差が大きい。

略式の小さなカメラは、白と白の違い、黒と黒の違いの描写が苦手です。クリーム色など明色が白一色に飛んだり、ぐんじょう色の服が後の黒カーテンと分離せず、溶け込んだりします。オークション画像で、黒服が濃灰のシルエット状に写るのも同じ性能不足です。布の凹凸が写らない。

ぱっと見重視できれいにつくろった画像なので、出版向けの調整であまりに時間を食い、十倍ですまない効率の差になります。どんなにいじっても、プロのクオリティーにならない。意外にWEBサイトの美術作品も、撮影カメラで見栄えの差がはっきり出ます。

プロカメラマン以外は携帯で十分という結論を見かけますが、これは日本人の美的感覚が落ちた証明とは違うでしょう。25年めの平成大不況で所得減がさらに続いて、「読みたい本がない」「乗りたい車がない」「行きたいデパートがない」と同様、カメラもまたイソップ物語のぶどうだからです。
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|03-10|写真とカメラの話題||TOP↑
テレビのお宝鑑定番組で、世界的な発見となる、日本の国宝級が出てきた「曜変天目茶碗」の話題です。奇妙な展開になっていますが、登場した双方に大きい疑問があります。

まず鑑定団への疑問は、あの茶碗を曜変天目茶碗だと決めた理由です。天目釉は普通に市販もされる本釉のひとつで、黒い茶碗になります。そして他の本釉と同様に、不純物や外因が加わると、窯変と呼ぶ色や肌触りの異変が起きます。偶然性も含め、陶芸のおもしろさの一面です。

曜変天目茶碗にはくっきりした水玉模様が散在し、そのルックスを「曜変」と呼びます。水玉がある場合と、ない場合の二種類があったりしません。白馬は必ず白毛に決まっているのと同じこと。だから水玉模様が一個もない茶碗を、曜変天目と決めたことが不思議なのです。栗色なのに、なぜに白馬と呼ぶのかという疑問。

そして否定派の最先端にいる研究家兼陶芸家にも、別の不思議がありました。水玉模様がなく、青赤ピンクに輝くミラクルな反射も皆無だから、曜変天目茶碗とは思えないという話で始まりました。なのに途中から、「にせ物」という表現が混入していました。

そもそも似ていないのだから、にせ物ではありません。曜変を模した偽造の可能性なし。曜変天目の贋作かもと疑う対象ではないのです。最初から贋作事件とは違います。真贋は争点ではない。本物か、それともにせ物かを調べる検証は、話がずれまくっています。ぬいぐるみではなく、本物の馬とわかっても、そこは栗色白馬の争点ではない。

カニ風カマボコを指して、ニセのズワイガニかもと疑うならわかります。ところが、ちくわを指してニセのズワイガニかもと疑うと、焦点が複数に割れて混乱するはずです。話のわかる人はいないのか、という疑問がありました。
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|03-07|ニッポン事情スケッチ||TOP↑
経済の話題が、ここで多くなっています。芸術文化は経済力が支えるからで、逸品は好景気で出やすい傾向もあるらしく。見て買う側の財力もそうですが、作者が制作に時間をさけない限り、創造のイコンは生まれない理屈です。貧困社会の芸術は貧困。

日本ではまず誰もやらないこと、アート関連サイト訪問をやってきました。その昔、CG画ショップでデジタル作家に参加してもらう目的でした。そしてやはりはっきりした時代変化は、2005年にはまだ多かったアート紹介総合サイトが、以後は消える一方だったこと。

さらに2012年あたりから、今度は美術家サイトやイラストレーターブログなどが次々と消えました。その後はリンク切れどころか運営もやめて、活動休止や撤退したケースが多いのです。要するに、不況によって美術家が減っています。

どういうタイプだったかといえば、「絵が好きで、色々描きますのでよろしく」というのが多かったような。「自分もそのタイプだけど、もっと確かな理念もあります」という方なら、そうはならない違うタイプかも知れません。

おそらく、好きで上手なだけにとどまらない、独自の目標や使命感でもない限り、美術は持続しないのでしょう。関わって得るものが乏しいと迷い出すのでしょう。生活必需品でなく、資格のいらない自由参入だし。

しかし実際に家計の問題で活動中止や撤退するケースを知ると、市場問題も考えます。売買がそこそこ盛んな市場がないと、どうにもならない気がします。美術祭に参加してわいわいやる盛り上がりよりも、日常的な売買の雰囲気がまず必要でしょう。ドイツにあっても、日本にないから。
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|03-02|作家方針の工夫||TOP↑
映画の第89回アカデミー賞で、プレゼンターがアナウンスした作品賞の受賞作が間違っていたハプニングです。受賞スピーチが途中でストップされ、別作品が発表し直され会場が混乱したという。プレゼンターが渡されたのが、女優賞の使用済み封筒だった手違いだそうで。

あり得ないし信じられないという声や、故意に場を混乱させた芝居説も出ています。が、何かの渡し間違いは起きる可能性が常にあります。こちらにも覚えがあって、1990年代後半のスキー旅行で起きました。

毎回団体の幹事をやっていました。早朝に列車を降りて乗り継ぎのチャーターバスで、バスの切符を渡すと。バス会社は、「うちの会社と違う」と言い出したのです。「そんなわけはない、旅行会社から渡された切符はこれです」というやりとりが続きます。

相手側の運転士や係員たちも総出で、「これはうちじゃない」「これでは乗れない」と口々に言います。15分もたっていて、バスの中には他の大勢のお客と、こちらの仲間もたくさん乗って待っています。事前の切符の発行ミスが考えられ、どうしようかと考えた時、ふと思いつきました。

「もしかしてこういうことか」とカバンの中を探すと、ありました。往路の切符が。切符は2枚ありました。山に登る往路と下山する復路で、バス会社が異なっていたのです。行きに帰りの切符を出したので、わが社でないから乗れませんと相手は言うしかなかったわけです。

気づいてしまえば全くバカバカしいミスですが、あの時は全く気づきませんでした。発想が念頭にない以上は、起きていることを起点にするから、注意深くなりようもなく。当然ながら相手も、「これは帰りの切符でしょ?」と思いつきもしないわけです。アカデミー賞でも、対策は浮かべても責める気になれず。まさに、これが人生なのでしょう。
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|02-27|その他||TOP↑
ある恒星に地球に似た惑星が7個あるらしいと、NASAの記者会見がありました。地球からの距離は39光年で、宇宙的規模では地球のご近所さんといえます。このニュースへの反応で、「光の速度で39年かかるなら、往復で人間の一生ぎりぎりか」という意見がありました。

実際には、はやぶさ探査機の巡航速度でも片道39万年かかる計算です。縄文時代から今までの1万5千年の26倍の時間。光の速度で考えた時点で、1万倍もずれています。だとしても、遂行済みの月旅行を応用してその惑星へも行けないのかと、疑問も起きます。

が、火星へ人が行く難易度と同様に、距離の大きさは決定的です。地球から月までの距離が地球一周分の9.6倍だとは早くからわかっていて、月に限ってとても近い。月旅行の提唱はアポロ計画より100年以上前にあり、ゴッホが生まれる以前だったほどで。

39光年は月までの9億6千万倍なので、科学者は行くつもりにならないでしょう。似た夢でも、実現性に大差があります。月と他の恒星は距離が7桁以上違い、どうにもならない壁です。でも必ず出てくるのが、「今の科学技術なら無理でも、将来の科学技術なら行けるだろう」という言い方です。

これも量的な拡張で済む範囲か、未知の原理に取り替えるかで、意味は大きく違うでしょう。燃料式モーターでは宇宙船の速度は上がらないから、空間の抜け穴を発見する想定が多いようです。「もし可能になる方法があれば、それは可能なのだ」式の、循環論で勇気づけているだけですが。

可能な方法の想定はワープで、小説や映画のアイデアが既成の概念になっています。架空の作り話に信頼を置き、将来を託す不思議です。小説や映画は現実と区別がつかず、フィクションと割り切れずにいる空気が濃いのです。ちなみに90年代に、ワープは不可能と証明されたらしく。
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|02-25|芸術の秘密と謎||TOP↑
日本的デザインの前に立つ、和装のモデル女性カーリー・クロス。その写真がヴォーグ誌(Vogue)の表紙になると、米国内で批判されました。批判する根拠は、日本ではほとんど誰もピンとこないので、日米のすれ違いが目立ちます。

これはニュースに出てくる語「差別」「植民地」の線で読むとわかりにくく、「著作権」「意匠権」で考えるとスムーズです。たとえば、アングロサクソン系の人がインディオ(ネイティブアメリカン)の羽飾りをつけてCMに出ると、まずい行いだと批判されます。

逆にインディオの子孫が、アングロサクソン系の洋服でCMに出ても許されるらしい。レア度の高い文化は保護されるべきとして、多数派が少数派からパクるのはいかんという、多民族国家のモラルです。メジャーがマイナーを引用するとアウト。逆はセーフ。

ヴォーグ誌の写真では、日本古来の意匠やスモウレスラーを使いながら、主役はアメリカのマジョリティーたる白人系だから、「日本文化を盗んだ」と判定されたのです。白人系が白人系を批判したかたち。いらぬ心配ではなく、過去に何度も世界の少数民族から「我が文化を表面的に使われたくない」という抗議が来ていて、その対策だそう。

日本人の感覚はおおむね、「そちらの和装は自由、こちらの洋装も自由。発祥を偽らない前提で、自由に使いましょう」式です。これは、日本国が昔から欧米と交流があり、知られざるレア文化を持つ自覚が薄れた歴史事情もあるでしょう。そういえば最新の学校教科書では、江戸時代の「鎖国」の記述が史実と異なるから廃止するそうで。

ジャパン・フェスティバル・ベルリンのアイコンは、もちろんアメリカでないから無関係だとして、日本人は「この表情でいくの?」と感じても、「盗用だ」とは思わないでしょう。珍しいほどでもないくらい、この種のイメージが世界に普及済みである前提で、日本側は考えています。

ジャパンフェスティバルベルリン
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|02-20|ニッポン事情スケッチ||TOP↑
1月21~22日のジャパン・フェスティバル・ベルリン2017会場で、ブランド絵はがきの販売総数は前回2016年の36パーセント増でした。販売数ベスト8が出ました。8位は3点あるので計10点。

ランキングは遊びにすぎず、ご当地の気分を知るおもしろネタ程度です。今回は、抽象系より具象系が伸び、現地の気分は少し落ち気味と推察しています。昨年のドイツは色々と不安材料がありました。一般的には景気がよくなるほど、売れる範囲がレアな不思議図柄へ広がります。

まだ売れていなかった抽象の図柄が初めて売れ、おおっというのもありました。静かに待っているだけの対策もありそうな。現物がまだこちらに来ていないので、写真は版下からおこしました。実際の製品とは図柄の範囲が異なります。

ブランド絵はがきコレクション
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|02-17|ブランド絵はがき物語||TOP↑
鈴木 香織展
hair&beautySTORIA 品川店
東京都品川区北品川1-3-18KIビル1F
2月16日(木)~4月16日(日)
水木金 12:00-25:00、月土日 9:00-19:00
定休日 火曜、毎月第1と第3月曜

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ドイツでカルト的な人気の抽象画の新作が、
東京の店舗に長期リラクセーション出演。
Kaori SUZUKI 作品撰集サイト
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