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2020/03/28

日本国だけが現金支出が大嫌いな理由とは|アーティストが撤退する原因と同じ

アメリカや韓国は、自国通貨ドルやウォンで国民に現金配布を決めました。日本だけが牛肉商品券や旅行クーポンなど、お友だち企業のビジネスへ向かっています。円の財政出動を激しく拒否していることに気づきましたか。その裏にある思想が、プライマリーバランスの黒字化目標です。

日本人が消費税を社会保障や福祉の財源だと勘違いしてきた原因は、各国に通貨発行権があることを知らないせいです。なぜ国会議員たちが国民に知識を与えずに、真っ直ぐ貧困化させたかは、国民が知らないからつけこんだのです。

というのは冗談で、国民が政府に向かって「無駄を削れ」と怒ってきたからです。無駄とは政府の公的資金投入を指し、円の発行で支出されます。円の新発行です。なので国の無駄づかいを増やせば増やすほど、浪費すればするほど国民のサイフはふくらみ裕福になります。当たり前。

無駄を削れば円は発行中止で、国民はどこまでも貧乏に落ちます。あげく早死に。日本のこの状態を、経済用語でデフレスパイラルと呼びます。貧乏に落ちたことが理由となって、貧乏に落ちる自動的な循環です。

中国やアメリカの大卒初任給は55万円で、日本との差は労働の効率ではなく、政府財政出動の金額差です。日本人の理解が届かない部分です。評論家やカリスマ論客は、日本国民の貧困化は伝統文化や日本語文化の国際性欠如が原因だと、間違った主張を続けています。本当の原因はプライマリーバランスの黒字化目標です。

ドイツはさすがにインフレ基調でも、2019年のGDP足踏みで減税がささやかれました。日本に次ぐ実物貨幣主義でケチるメルケル首相が、財政出動できるかの踏み絵状態です。イギリスはポンドを捨てずに加盟し、EU規則に将来なしと、4年前に見限りましたが。
→プライマリーバランスってすごすぎ
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2020/03/27

消費税ゼロパーセントのせめぎ合い|新型コロナの令和恐慌への構え方

新型コロナに対して、世界と日本は立場がまるきり違います。世界はインフレ好況です。そこにコロナ不況という「向かい風」が吹いて、景気がダウンします。ところが日本だけは23年続くデフレ不況だから、コロナ不況はデフレ不況から恐慌へと背中を押す「追い風」なのです。

日本の不利はさらに強烈で、デフレ不況であることを隠し、「史上最高の好景気」とあべこべがアナウンスされています。中小企業どころか大企業さえ倒産しているのに、上場企業の株価を根拠に「景気は回復中」とウソ報告が続いています。

実は政府資金による株価操作です。ウソを真に受け今が好景気と本気で思っている国民と、ブラック就業で過労死や自殺に追い込まれる者に連帯はなく、不仲と対立と分断です。「自己責任」で切って捨てる傲慢の嵐で、日本国民同士にまとまりはありません。

このように国民が国の姿をまともに把握しない中で、消費税増税で弱り切った体調です。そこに加えて新型コロナが追い打ちをかけ、令和の恐慌は避けがたくなりました。夏に出回った予言どおり、死者のカウントがアップテンポになる段です。

やっと消費税をゼロパーセントにする廃止案が出ました。経済ブログの読者はご存知でしょうが、独立国は自国通貨を無限に発行できます。だから国のお金がなくなる苦境は狂言であり、「国の台所はどうなる?」はナンセンス質問です。

世界各国は貨幣を発行して国を運営します。日本も毎年90兆円の円を新発行しています。その少なすぎる額が直接原因で、日本は23年間デフレ不況で世界記録を更新中です。23年の逆走が終わるか、24年目も狂言を続けるかの分岐点です。23年だまされた国民もすごい。フランスでは暴動になったのに。
→消費税0パーセント案を説明する
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2020/03/25

ドイツのコロナ対策ガイドライン内容|ベルリンの日本大使館から通達

在ドイツ日本大使館からドイツ在住日本人へと、3月22日に送られた「ドイツ全土での新ガイドライン」がJFB現地リーダーErikaさんから届きました。メルケル首相が発表した内容の和訳であり、更新され厳しくなっています。意訳すると・・・

(1)家族以外の他人との接触は必要最小限に。(2)公共空間で他人との距離を1.5メートル以上、可能なら2メートル以上とる。(3)公共空間への滞在は単身か家族以外1名、または家族同伴に限る。

(4)通勤、託児、介護、買い物、通院、試験や会議、他者の支援、個人スポーツ、屋外で新鮮な空気を吸う運動、その他必要な外出は認められる。(5)グループのパーティーは公共空間と私的空間とも許されない。秩序局または警察が取り締まり、違反には罰則がある。

(6)飲食店は全て閉鎖する。ただし配達や持ち帰り等、個人宅用の料理は販売可。(7)理髪、美容サロン、マッサージ、タトゥーなど身体サービス業は、全て閉鎖する。医療上必要な治療は認められる。

(8)人々との接触がある全ての現場で、公衆衛生の規則を守り、従業員や訪問客への保護措置をとる。(9)上記措置の適用は最短でも2週間とする。

ドイツで心配なのは、政府財政出動の規模です。中国とアメリカには拝金思想がなく、しかし日本はお金の崇拝が強すぎて、主要国中唯一デフレ不況国なので恐慌は確実です。ドイツも東独出身のメルケル首相は緊縮財政の思想があり、統一通貨のユーロを十分投入して民を救えるかが注目です。
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2020/03/21

世界の新型コロナ対策はベーシックインカムか|日本の勘違いは健在?

人工知能AIによる職種消滅が問題となった2017年に、ベーシックインカムに関心を持つ参加者がシンギュラリティーをモチーフにした絵を出品しました。AIといえば、蓄積データが多いコンピューターか、自ら意思や感情を持つ鉄腕アトム型の電子頭脳かの分岐点があります。その分岐点がシンギュラリティーとされます。

今の問題はコロナウイルスです。グローバル世界に微生物が広がり、『宇宙戦争』で死滅した火星人みたいに、疫病で人類が絶滅する危機です。絶滅までいかなくても、現代の生存に欠かせない貨幣を断たれた人は強盗や詐欺でつながない限り死滅するから、福祉の欠陥国で事態は切迫しています。

すると各国の最後の策は、貨幣の配給、つまりベーシックインカムしか残されません。同時に支給するアイテムとして「超高性能スーパマイクロファイバー4Dマスク」も必須で、その生産性向上のためにも産業を動かし続ける労働は続きます。

ところが世界で最もベーシックインカムを必要とする日本で、ベーシックインカムの構造自体がまるきり誤解されたままの現実があります。AI問題で話題が広がった頃に、コメンテーターや有名カリスマタレントたちに、ベーシックインカムの理解者は全くいませんでした。全員が誤解を広める役でした。

何を誤解しているかは、「そのお金はいったどこから出てくるのか」「月何万円を1億人以上に、永久に払う巨額の資金を誰が用意するのか」という、どうしようもない初歩的な考え違いだったのです。

このどうしようもない考え違いが、そのまま世界で日本だけが貧困化している理由と重なっているのです。日本は色々な事情で傾いているのではなく、わずか一個の理由で傾いています。その説明を用意しました。
→ベーシックインカムは誤解釈のデパ地下
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2020/03/17

ブログ村ランキングに参加してびっくり|日本美術業界は中央以外没落か

日本ブログ村に参加すると、全国ランキングというアクセス数順位がつきます。読者に「にほんブログ村」「アートランキング」を押していただくと、村の中で順位が上がり、そこからの流入が増える仕組みです。まずブログ総合ランキングにエントリーすると、順位は2万5千でした。

しかし庭木サイトや遺産相続サイトと競う意味もないから、カテゴリーのボタンに替えました。そこで驚いたのです。美術ブログを選べば、いきなり240位です。今加わってこの順位の高さは、エントリー数の少なさを意味します。

美術論のカテゴリーに変えたら、何と12位に上がります。ビギナーが上位に入ってしまうのは、全部で20ブログほどだからです。やる意味もありません。画家志望というカテゴリーも目につきます。それも試しにセットして一票を入れてみると。

何といきなり2位に躍り出ます。しかもビリ。つまり日本全国で参加者は現在1人だけで、その人のブログが不戦勝でトップの座にあるのです。画家志望者が1人?。その人が日本を背負って立つのかも。

美術の関連サイトで読者がいかに少ないかは、美術が日本でメジャーなジャンルになれていない現実と一致します。日本の美術業界はお客の獲得に失敗し、国民へのエンタメにできずにくすぶっていると、よくわかります。

最近少しブログの手入れを行っています。ブログマネージメントシステムこそありませんが、アートマネージメントの一環には一応あります。他の方のブログも改良して、横のつながりをつくってみようと考えています。
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2020/03/10

新型肺炎コロナウイルスとドイツ|国境なき新自由主義経済とグローバリズム

新型肺炎を起こすコロナウイルスは、欧米にも広がっていて、あらゆるイベントが制約を受けています。イベントを強行開催するにも、感染力の強さと人の免疫不足で無理があります。我々も直撃を受けています。

新型コロナウイルスで死亡する理由は、日本ではもうひとつが表の話題になっています。仕事を失って路頭に迷い、孤立死する確率の上昇です。これは平成大不況を故意に起こした、日本の奇行で被害が増幅されます。賃下げが主目的の働き方改革は、人命軽視だったのです。

日本の平成時代は世界史と数字が合いすぎて、新自由主義経済とグローバリズムという二大宗教を、日本だけが真に受けすぎて転落しているわけです。むろんそれを国民が自覚できない問題は別にあります。その話題は経済ブログに分けました。→https://i.gallerystory.com/nippon

国民の貧困化、すなわちマネーストックの削減と現役世代の所得減に、日本国民は入れ込みすぎました。自転車操業の時給労働をやめると死につながる人数を、国内に増やしすぎです。大勢が死んだ後で悟った1945年と似てきました。

新自由主義経済は、賃金カットと国力低下が目的意識にあるので、天災が起きると全滅する宿命を許す仕組みです。世界一天災が多い日本が乗ったのは、悪いブームでした。もう一方のグローバリズムは、人・物・金の国境を消して地球の仕切りを排除する主義です。

新型コロナが流行りやすいように、世界をつくり変えたから、まんまと流行った。国境の概念が、忌み嫌う存在から、頼りになる存在へ変わるのか。すでに次の世界構築へと脱出したイギリスも含めて、おもしろい時代が始まるのかも知れません。
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2020/03/04

JFB開催場所探しが始まるはず|ベルリン不動産消滅のジンクス

ドイツで美術展を始めて何度も起きているのが、展示場所の消滅です。盛況だったアートフェアも後日よく消えています。そして場所もなくなります。場所は建物オーナーの入れ替わりですが、改装もあります。

ベルリンが特にそうであるのは、東京と似ているかも知れません。東京もまたしばらくするとがらりと街並みが変えてあったり、ランドマークができたり消えたり。スクラップ・アンド・ビルドで、全く違うデザインで建て替わっていたりします。

それで、ジャパン・フェスティバル・ベルリンを開催した、いつものURANIA e.V.ビルも、改築が行われるそうです。催し物会場の一部をオフィスルームに変えて、テナント企業を入れると聞いています。しかも料金大幅アップ。それでJFB主催者は他の場所を探すことになるでしょう。

JFB2021の申込み募集は2月5日には始まっていて、それが取りやめになったのは、急な変化だったからでしょう。この急な変化は、この企画の特に現地在庫作品の扱いの変化と関係があるかも知れません。

ドイツで、レンタルルームの家賃が上がっています。理由は移民難民による人口増というのが、国際ニュースでした。ドイツでは住宅を高層化しないから、衛星都市に広げて高速列車でつなぐ手ですね。まだまだ都市開発が必要で、実際にクレーンが多くみられます。

2020年は世界が激動すると方々から予想され、世界同時不況の道連れからのがれたのはイギリスでしょう。世界の動向はイギリスから始まります。最後に日本がついて行く頃には、イギリスは次のことを始めて世界を引っ張っています。
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2020/02/26

新型コロナウィルスの世界戦争|ダイアモンドプリンセス号の規模

ダイアモンドプリンセス号が横浜港に入って、次にどうしていればよかったのかを考えました。何しろ船内は3700人です。37人ならバスの規模なので、分散して検査ができるでしょう。しかし370人では、スコーンと一発で解決しません。

そのまた10倍の人数で、できることは限られるどころでなく。つまり人類は微生物に負けているわけです。将来また起きるのを防ごうとすれば、前もって豪華客船を病院船に設計して、空調のエア循環を排気だけにしたり、医療器材をそろえるなどになりそうです。

しかし個人の思想も壁になるから、国際的に小学校で感染症教育も必要です。個人の思想という意味は、感染症には迷信も意外に混じって広まっている問題です。

以前女性の集まりで、ウンチクを述べた時のことでした。風邪を他人にうつすと、回り回ってまたうつった時に、組成に違いが生じて免疫が効かない話でした。するとやはりいたのです。風邪を他人にうつすと、自分が直ると長年本当に信じていた人が。

自分のウィルスを他人にあげたら、自分の方は減るから回復に向かうという、数合わせ的な思考でした。これは何だか、国の財源論みたいな話です。国には財源があるという、よくある誤解です。国の補助金を高齢者介護に出せば、教育に回す分が減るという、勘違いの財政思想です。

国家予算は増えるウィルスのごとく、故意に増減できます。一国で政府のみ自由に自国通貨を発行して増やし、徴税で回収できます。そうだと知らない人は、高齢者を安楽死させたら、若者の負担が軽くなると本気で信じています。しかし今、政府がその勘違い中です。ウィルスの陰に隠れて、これが日本の本当の苦難です。
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2020/02/19

ベルリン近辺の新たな美術展示開拓スタート|日独の芸術観を克服

ベルリン市には大きいアートフェア以外に、小さな美術展が色々あります。どれか試してみたいと前から考えていました。最近めぼしいものをひとつ見つけてもらったので、情報を集めています。

日本のようなコンテストで賞を出す制作競技はなく、全てが展示即売会です。美術を展示する意味や目的そのものが、日本とは違っています。

フェアの規模の大小は、作品サイズにだいたい相関します。日本から送ればサイズ制限で小品に限られ、あまり大きいフェアだと会場規模に負けてしまいます。プリントなら2メートルとか巨大にもできますが、今はまだ小品にとどめています。

このタイプの企画の目的は、やはり現地に作品を広めることで、売る意識で全てをセットします。繰り返す話ですが、美術の高尚さへの敬遠は日本以外では目立ちません。それで、売るために妥協的作品に向かう悩みも小さいのです。売る用と売らない用で、作り分けはいりません。

日本の課題は、より目立つことです。地味が好感度になるのは日本だけで、世界は特に渋好みではなく。日本製は腕が劣るのではなく、社会の抑圧に応じて目立たせない技術鍛錬に難点があるのです。

というわけで、今年もまたアート・マネージメント・システムで、売れる作品をひとつでも増やします。日独の差異を乗り越えて日本製アートを目立たせようというわけです。
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2020/02/12

オリオン座ベテルギウスの超新星爆発はいつ|冬の大三角の頂点が消えた

夜の星空で、三つの一等星が囲む形といえば、まず夏の大三角です。三角定規の30度タイプに似ています。対して冬の大三角は、ほぼ正三角形です。何しろ全天で最も明るい一等星シリウスが頂点に輝いて、非常に目立ちますが、問題は目立たないあれです。

おおいぬ座でもこいぬ座でもない、全天一のヒーローたるオリオン座。その左上に位置するベテルギウスが、異常に暗くなって二等星に落ちているのです。数年前までオレンジ色に輝いていたのが、この冬は特に毎晩かすむような暗さです。

ベテルギウスの寿命は尽きかけて、超新星爆発が近いことがわかっています。太陽の位置に置けば、地球と火星の軌道より直径が大きく、木星近くまで届く赤色超巨星の最後は、満月並みの明るさで輝き、昼でも少し見えるほどでしょう。

ただし、今のこの暗さが爆発の予兆ではなく、爆発は数百年後かも知れないし、今夜かもしれないしという状態です。もし今夜だとしても、起きたのは600年前ですが。一等星が爆発して中性子星に変わる過程を目視できるなど、人類の文明史で初なので楽しみの学者も多いようです。

マイナーな恒星が爆発した例は、残骸の「かに星雲」で知られ、1054年に異常に明るくなった記録が、中国の元代の歴史書に記録されました。日本でも古くに、そこからの引用らしきが二次記録されています。

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した「かに星雲」は、ほぼ完ぺきな抽象モダンアートに見え、ディテールが無限に存在するフラクタル図形です。ただし、多くの天体写真は誰かが色を強調していて、人の美的感覚も混じったアートなのですが。
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2020/02/07

キャッシュレス化カード社会と日本見本市展示|ドイツで絵画をお宅に配達

ジャパン・フェスティバル・ベルリン2020では、いつの間にかベルリン市がカード社会でキャッシュレス化していて、影響がありました。1日目にお買いあげいただいた180ユーロの絵は、現金を取りに帰ることになり、お支払いと引き渡しは翌日となりました。

2日目の60ユーロの絵は、同じ理由で開催後になり、現地スタッフに配達していただくことになりました。前から言われていたように、キャッシュレスだと屋台や露店や大道芸などはやりにくく、柔軟性がないのです。

これは今の日本で進めているキャッシュレス化も同様で、各店舗はネット接続し続けるカードリーダーの設備コストで、売上金をピンはねされる問題が解決していません。この問題は決済会社を国営化し財政出動で埋めないと、搾取のエスカレートが起きるでしょう。

一方アメリカでは逆に現金を保証する法律ができ、ショップが現金決済を拒否すると、厳しい罰を受けるそうです。法律の主旨はカードが持てない立場や、使えない事情に対する差別禁止です。つまり人権です。

カード社会だと、他人にひとっ走りパンを買ってきてもらうことが困難です。他人にカードを渡して、暗証番号も伝えないと払えないから。子どもに300円だけ持たせたお使いは、現金でないとやらせにくいわけです。

美術展示会では60ユーロ程度の絵も、現金を取りに帰る結果となり、将来どう解決するのか興味深いところです。現金の廃止は不可能だとよくわかりました。カード発行業者の最大の利点は、個人情報の資産転用であり、それでFacebookも支配権争いに乗り出したのでした。
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2020/02/01

海外アート展に送る作品を選び出す理由|アートマネージメント補強企画

ここで企画している展示は、アーティストの好きな作品を思い思いに出すのとは違い、少し選んでいます。欧米では日本型のコンテスト方式ではない、アートフェア方式の展覧会です。だから好きなものを出せば済むはずですが、それだと売れにくいのです。

たとえば日本で好評の洋画であっても、西洋の人の関心は下がるはずだから、どうせなら和を感じさせるモチーフや作風を選んだ方が得策です。これは異国情緒ともいえるもので、文化財を買う動機には自分と違う世界の発見が大きいのです。

そしてもうひとつの課題は、作品の完成度です。完成度は精度の高い低いではなくて、「出来上がっている」という実感です。めちゃくちゃな絵にも、めちゃくちゃな筋書きなりに完成度が存在するでしょう。

日本だと開口一番「自分は絵とか全然わからないから」となりますが、ドイツではそれは少ないように感じています。こちらの想像ですが、買わない理由が見つからないことが大事です。チェックの筆頭は、「独自性を完成させているか」です。

「独自性があるか」より一歩進んで、「完成させているか」です。日本型のコンテスト方式だと、基本的に審査員の理解範囲に入れていく必要があり、挑戦的な絵が出にくい傾向があります。それで日本の作品は手加減されていて、そこをいじれば上がるとして、アート・マネージメントを考えました。

日本に根強いのは、「美術は自由だから自然体で生まれる作品が正しくて、販売が視野にあると汚れてしまう」があります。これはしかしコンテスト感覚の延長にすぎません。最初から売る前提だと、かえって何でもありへと広がります。
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2020/01/30

最終日のジャパン・フェスティバル・ベルリン2020|驚きの勢い

ジャパン・フェスティバル・ベルリン2020の最終日の会場です。写真が届いてびっくり、家具の配置も変わっていました。よい形になっていました。ドイツでは美術は高尚や難解やおごそかなものでなく、もっと日常の中に一般化しています。そんな雰囲気が見えます。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

ジャパンフェスティバルベルリン2020

ジャパンフェスティバルベルリン2020

ジャパンフェスティバルベルリン2020
(all photos:Mihara)

現地在住で書道のErikaさんと、ドイツのRobertさん、撮影のMiharaさん、日本からはプロミュージシャンのHanane Kondo様に、会場でセールス攻勢をかけていただきました。やや値の張る作品も、交渉の末にお買い上げいただけました。

大型絵はがきは堅調でした。一枚に時間をかけていますし。ジクレーはアート・マネージメントの作品も滑り込みで買われて、よかったーという心境です。

今回は色々ありました。原画の箱が初めて税関で止められ、新たな証明書づくりと再回収の作業などで、あらゆる作業が後にずれたのです。徴税に必死すぎるドイツならではの課題が残りました。

また3企画が従来仕様のままで、日本側デスクが価格対応に遅れました。これはEUやドイツ経済の局面に関係したと思われ、仕様変更の必要も生じました。もっと枚数を買われるように。

欧州中央銀行の財政出動の組み直しと、ドイツの減税がうわさされます。付加価値に重点があるアートは、経済動向に大きく左右されています。ベルリンの変化に遅れないように。
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2020/01/26

初日のジャパン・フェスティバル・ベルリン2020|書道パフォで目立つ

ジャパン・フェスティバル・ベルリン2020の初日の会場です。例年は雪模様なのに、今回は雨でした。日本も雨続きです。それでもお客には恵まれました。ここから撮るビルの全景は初登場です。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

パネルは2面借りていますがなぜか搬入時は1面だけで、現地で交渉していただくと3面に増えました。前回別の理由で狭かった画家が、うまく収まり助かりました。実績ある画家の特集コーナーが二つです。問い合わせも来ました。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

高級プリントアート(ジクレー版画)を重ねてテーブル置きするのは、縁起も含めて作戦にしています。時々かき回します。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

新マネージャーは書道の師範なので、色々検討して羽を伸ばしてもらう作戦をとりました。次回へと延ばすと、高速回転するベルリンでは機会ごと消えやすいし。布石として印象づける意味もあり。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

毎度人気の日本関連雑貨店です。いつも常連らしき出展が目につくような。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

初登場のライバル出展と価格が競合してしまい、2日目終盤予定のセールを早く始めました。高級な紙を使っているのに。原画でないから売り惜しむ意味なしとは、現場の実感です。

ジャパンフェスティバルベルリン2020
(all photos:Mihara)
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2020/01/25

搬入日のジャパン・フェスティバル・ベルリン2020|夜まで手作り会場

ジャパンフェスティバルベルリン2020

さてジャパン・フェスティバル・ベルリンの季節です。いよいよ明日25日10時に開催です(日本時間今日18時)。やっとここまで来ました。

前日の1月24日ドイツ時間17時から搬入しています。やはりテーブルが広めで、融通がききそうで安心しました。日本から出向いた少数派として、威信をかけて場所を取ったんだし。ついたてが後で増えます。ついたても含めて、途中で模様替えしていく予定です。どうなるか、脚本はなしです。

ジャパンフェスティバルベルリン2020

ジャパンフェスティバルベルリン2020

ジャパンフェスティバルベルリン2020
(all photos:Mihara)
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2020/01/20

準備ジャパン・フェスティバル・ベルリン2020|規模は手頃でも手間

日本特集の見本市イベントは、ジャパン・エキスポやジャパン・フェスティバルなどが知られます。世界中に同名のイベントがあります。名称に商標もないのか主催者はチェーンでなく、それぞれ別団体です。日本丸ごと見本市のフェアは、世界中で長いブームになっています。

ジャパン・フェスティバル・ベルリンもまた、東日本大震災より前からあります。まだアットホームな規模なので、芸術コーナーで今のところ作品を見やすい雰囲気がつくりやすくなっています。ワークショップなどもやりやすい規模です。

一般に祭典が巨大化するほど大企業の出展が増え、出し物ひとつずつの影は薄れ、喧騒の中で埋没します。また著名人やタレントがお客の目当てとなりやすく、展示物が背景化して個別に目立ちにくい難点もあります。お客が後日覚えていないものが増えて。ここではまだその傾向はなく、手作り感がいっぱいです。

こちらも作品内容で目立とうとしており、アートのマーケットリサーチが大きい目的で、個展の準備の一環にも位置づけています。今回2020も3種類の企画の合同でミニ展示コーナーをつくります。新しい幹事さんを中心に、現場は初回の苦労があります。作業が後から出現するのです。

ドイツは美術の物価は安いのです。国内で売買される数量も日本よりずっと多く、値はこなれて完成作品も画材も安いようです。しかし文房具は高めとわかっています。だから一部日本から送りますが、すると送料が日本は高いのです。

開催2日間は毎度すごい速さで時間が過ぎて、やりたいことがまだあったような、乗り遅れたみたいな感覚が残ります。出品者からも、もっとこうしていればというご意見もあるでしょう。それに支えられて続いています。
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2020/01/13

日本とドイツの美術物価の内外差が課題|毎度悩んでばかり

日本は美術市場が小さいというか、確かな市場がない話を時々出しています。日本は諸外国と異なり、合同展覧会の大半が公募コンテスト展だからです。公募コンテストでは、審査員が作品の格づけを行い、作品を売るのはまず禁止です。

だから作品を売った体験も少なく、自身のアベレージ価格が決まっていないわけです。その結果、世界の一般的な価格とは違う値づけになりやすい失敗があります。しかしもうひとつの原因があります。

それは市場が小さいと購入客が少ないので、値がこなれない問題です。つまり買う人が少ない分野ほど、逆に単価が上がってしまいます。買う人は特別な考えで買おうとする見込みとなり、高値で成り立つわけです。お客が限定される前提で。

フランスだとおにぎり弁当はまだ珍しいから、3個700円でも行列はできます。日本だと一般化してどこにでもあるから、3個350円でも高いと感じられます。これが美術でも起き、日本からドイツへ送った作品は、おにぎりとは逆に日本価格だと高くて手が出にくい。

実はジクレー企画では、その問題も含めて解決を考えています。プリントアートだと原画は手元に残り守られます。複製の一種であるジクレーなら、現地の相場に合わせやすくなります。プリント料の実費部分も、日本より値がこなれているし。

日本の事情はまだあり、できれば出品参加費の元をとれるほど高くしたい思いもあるご時世です。すると自ずと個展の事前リサーチや、トレーニング的な意味が浮上します。価格アップ以前に、内容を充実させてという考えになります。
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2020/01/07

絵画の撮影カメラがものを言う|デジタル版画時代の海外アート進出

現代のデジタル版画は、写真画像をプリントして量産するものです。写真に収まる全てのものを版画にできます。自分の顔でも。ジクレーと呼べば、グラビアやオフセットでなくインク吹付式を指すので、高級版画の部類になります。

ジクレー展覧会は、出品の制約が小さく自由度が高いのが利点です。まず作品サイズが小さくても巨大でも出品でき、売却済みでも出品できます。入門用のハードルの低さと、応用範囲が広く奥も深くなっています。

ただ、撮影の画質で版画のクオリティーが左右されるから、まずは画素数が多くてセンサーが大きいカメラが理想です。写真スタジオに外注にしても、絵画用大型スキャナーがないところでは、意外に上手でもありません。料金も高く、全点写すとコストがかさむし。

過去にスタジオ写真がイマイチで、作者自身が写し直したこともありました。光る素材の作品でした。自分で撮ると、ある部分をピカッと光るようにライトを当てる細工ができます。そうして作品に特別なライブ感を加えてうまくいきました。

問題は、カメラはスマホだけ持っている場合が増えていて、三脚につけて絵にまっすぐ向けることがやりにくい欠点があります。画質も概してジャリジャリしたノイズ感があり、JPG圧縮も避けられずに圧縮率で劣化が目立ちます。

デジカメ撮影技術の底上げも思いつき、そちらの準備も考えています。比較的安価で、絵画撮影に向いたカメラはいくつかあります。こうして、いくら簡単になっても、また手間をかける方向になってしまいますが。
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2020/01/02

ブランデンブルク門のジルベスター夜景|行く年来る年のベルリン版

ドイツの年末年始

ブランデンブルク門で開かれたジルベスターの写真が特派員から届きました。

ドイツの年末年始

ジルベスターの語は、日本ではジルベスター・コンサートというクラシック音楽用語になっています。ベートーベンの交響曲第9番とか。ドイツでは年末年始を含めてなので、日本でいえば「行く年来る年」に相当するようです。年越しそば相当はドーナツだそうです。

ドイツの年末年始

ブランデンブルク門は屋上に馬車の銅像があり、馬が向いている側が元東ドイツです。写真は鳥と車輪が見える側なので元西ドイツ側からの撮影とわかります。門の左が北になります。

ドイツの年末年始

パーティー会場はかなりの人混みでぎっしりでした。かなり早く着いたのに、予定した花火の撮影は三脚を置く場所もなく、無理だったようです。(Photo:Mihara)
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2020/01/01

激動の2020年始ドイツの心中察してこれ|ブランド絵はがき図鑑13

謹賀新年。今年は変えましょう。ジャパンマネーの強化を図るために、日本経済をどうにかしないといけませんね。

それにしても世界の人々は仲良くならず、いさかいと分断が続いています。いさかいと分断は、友人関係や夫婦関係でも普通に起きていますが。人には、世界を混乱させる本能でもあるとみた方がよさそうな気もしてきます。

というか、人は非常に複雑な生き物で、現象に反応して動的に変化する性質があります。この手の論は、芸術の複雑さを語るマクラみたいなものですが。

たとえば企業の中で優秀な2割を集めて新組織をつくると、メンバーの2割は働きがよく、2割はだらだらし始める配役の再構成が自動的に起きるそうです。優生思想を否定する根拠になっています。美術の傑作も、誰にできるかは不確定です。

2020年に、経済大国の動転が起きると言われてきました。アメリカ、中国、日本、ドイツ、イギリス、フランスと、大国は問題をかかえています。興味深いのは日本で、存在しない財政不健全問題に悩んで混迷したナーバス国です。

国際金融が故意にバブルを起こさせ、故意に後処理を失敗させ、貧困化させて金品を持ち去る陰謀がよく言われます。しかし国際金融は貨幣発行権を持つ側だから、論理矛盾があります。人の複雑さです。

ブランド絵はがき
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