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2019/03/31

Kaori SUZUKI個展 Kaleidoscope Dream [参加者ニュース]

Kaori SUZUKI個展
「Kaleidoscope Dream」
銀座K's Gallery
東京都中央区銀座1-13-4、大和銀座一ビル
2019年5月13日(月)~18日(土)
月-木 12:00-19:00、金 12:00-20:00、土 11:30-17:00

写真
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2019/03/24

イギリスがEUを出るブレグジットの動機を理解しにくい日本

日本の報道による国際政治の切り口は今も、「世界の安定をレイシストたちが壊し始めた」です。壊し屋のボスはアメリカのトランプ大統領で、キーワードは人種差別だという。この3月はイギリスのEU脱退期限です。日本にとってEUはパラダイスで、イギリスをトランプ並みの身勝手とみています。

日本の目に映るEUは、フランスとドイツを仲間にして、戦争を永久になくすロック機構でした。このロック機構は自治権まで返上するルールなので、往年の名士国が次々と傾いているのが現状です。そこを日本では理解しにくい。水道への外資参入など、日本も自治を捨て始めたのに自覚がない。

EUの実験でわかったのは、国民性が違う国は共通ルールを少なく絞るほど安定する教訓です。ハンデを壊すTPPと同じで、旧ソヴィエト連邦に似てきました。たとえば移民難民が欲しい国といらない国はまちまちで当然で、逆に一律は不合理です。一律でないことを多様化と呼びます。多様化の見本はアートです。

EUは一律の共通通貨ユーロを使い、その通貨発行権はスーパーステート(超帝国)が独占します。スーパーステートという、今思いついた怪しい造語の理解しやすいたとえは、中華人民共和国の構造でしょう。

一例として日本国は最上位の組織であり、中に国民がいて、選挙で選ばれた代議員が集まった特殊法人たる政府が存在します。島国はシンプル。ところが隣国は全く違い、中華人民共和国共産党が最上位で、その下に中華人民共和国というエリアが存在します。管理下のエリアは、植民地方式に似て拡張します。

同様にEU本部が管理するEU国は、県の地位。県は紙幣も出せず。どこでも住めるルールだから、東欧の貧困家庭がイギリスに殺到し、義務教育が行き詰まり金持ちが去る現状。イギリスは貧困国転落を予感し、元の民主主義へ戻して、独立国として日米中露と関係したい。キーワードは人種差別ではなく自治権です。
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2019/03/20

アポロ11号の月着陸と新八犬伝

今年2019年はアポロ11号の月面着陸と人類の一歩から50周年になり、イベントもあるでしょう。しかし10年前の2009年に、NASAがアポロ40周年を記念して資料を整理すると、愕然とする事実が発覚しました。映像がどこにもないのです。

なぜないのかをたんねんに追跡調査して、寂しい結果が報告されました。アナログ映像信号のマスターテープが、その後の計画の記録に回され、上書きされていたのです。その後の計画とは当然スカイラブを含みます。アームストロング船長の一歩の動画原版は消え、ため息が残りました。

似たことは当時の個人でも起きました。まだラジカセ類がない頃、初期のカセットテープレコーダーでラジオ番組を録音した人は、今ではテープがほとんど残っていないでしょう。一本のカセットテープが貴重で、別の番組を録音するために次々と上書きした時代だからです。

カセットテープを10本の箱単位で買い、録音すれば爪を折ってライブラリーがずらり並ぶような、物量投入ができたのは1970年代前半からです。使い回しのやりくりが、アポロやその後の宇宙ステーション計画で起きていたわけです。

連想するのは、NHKテレビの『新八犬伝』です。文学の原作は曲亭(滝沢)馬琴(1767~1848)で、坂本九がナレーション担当の人形劇が、やはり歴史から消えています。今になってDVDシリーズが出ないのはそのせいだという。人形制作担当の辻村ジュサブローは、後にラジオ番組で説明しました。

初期のビデオテープはとても貴重で、前回放映分を消して次回放映分を撮っていたと。古いフィルム撮りの番組は残ったのにと、とても残念がっていました。先日、日本政府はデジタル公文書案を出しましたが、ダビングして日本各地に置く必要があります。アポロは当時の放送映像をかき集め、やっとデジタル化できました。
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2019/03/16

実質賃金の意味を大物経済評論家がなぜ間違うのか

文章に使えても、会話に使えない日本語がいくつもあります。ひとつが「役不足」です。国民の5割が意味を間違っているそうです。役不足とは、作業が簡単すぎて能力が余った状態です。大人が5キロの箱を持ち上げるのは役不足で、50キロなら能力不足になるでしょう。

しかし「この仕事はあなたには役不足ですね」と言えば、相手は怒るかも知れません。ほめられたとは思わず、「不足」の字のイメージで、何かが足りないだめな人だと悪口を言われたと思う率が5割だから。似たことが「実質賃金」という語でも起きています。

実質賃金をネットで見ると、ウソ解説の方が圧倒的に多く強い論調です。たとえば「名目賃金は収入を指し、実質賃金は税や健康保険料を払った残りを指す」という説明です。これは「実質」を「正味」のイメージに結びつけ、確定申告の差し引き所得と混同したのでしょう。

また「失業率を改善したから就業者が増えて、その功績と引き換えに実質賃金は下がる計算だ」も初歩的な誤解です。「増えた労働者は低賃金スタートだから平均が薄まる」のイメージで、一人当たりの平均賃金と混じったのでしょう。

ネットで、この間違いを続けた大物経済評論家が吊し上げられました。これはしかし字面イメージの支配力に注目できます。たった一字が人の脳に作用する誤導現象は、アート制作にもよくあります。作品タイトルもそうだし、絵に何かを描き足せば意味が一変する記号効果もそうです。

実質賃金指数は、名目賃金指数を物価指数で割った(分母とする)数字です。近年のグラフでは、名目賃金はニューカマー効果とは反対に徐々に上がり、実質賃金は名目賃金に反して著しく下落し、消費税で生じる購買能力低下で悪化が続く様子が読み取れます。国会質疑の争点はそこではなかったようです。
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2019/03/15

カリスマ政治家の登場を待つ世界の人々

日本の総理大臣は常に「降ろし」の声にさらされます。現総理にやめろの声がかかるのは、憲法を変える目標を公言しているからでしょう。防衛力は強めずに弱めよという声が集まりました。一方で、難解なデフレ経済悪化への批判は少なめ。

それが異例の長期政権となった理由は、代わりがいない悩みです。国民が願うのはカリスマ総理大臣で、誰かものすごく有能な人が現れたら、日本の問題は根本から解決するのにという願いがあります。東京都知事と大阪府知事の選挙でも常に言われてきました。

郵政民営化のあの人が総理大臣になった時、美しい写真集と自伝が大ヒットしました。やっと本命キターと。結果はワーキングプアを激増させる元年となり、日本の最新技術(ハイテク大企業)が外国の手に次々渡っただけだったねと、年月を経て評価も転じました。

日本にシャッター通りを定着させたのは消費税5パーのあの総理大臣ですが、リーゼント総理と呼ばれた後、下ネタまで出てすたれたきり。時のカリスマ偉人とて、後で皆が冷静になれば煩悩多い一人の人にすぎず、中味が特別すごい超人は現実にはいないわけです。裸の王様だらけ。

3月が予定だったイギリスのブレグジット(EU脱退)は、暗礁に乗り上げました。そもそも脱退を進めるメイ首相は脱退反対派なのに、脱退推進派が次々去った後始末に回る不遇です。グローバル社会と民主主義が合体困難な治世の難易度が、人の能力を超えてしまった意味にみえます。何となくユーゴスラビア状態。

カリスマをわかりやすく示すのが美術作品で、当時の大ヒット絵画が後退し、代わりに後世の教科書を占めたダメ絵画列伝は、印象派やゴッホ限りではないわけで。それで、近代の巨匠画家には自伝があまりないのでしょう。
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2019/03/13

2020東京オリンピックに反対する意見は正当なのか

2020東京オリンピックまであと500日を切りました。このオリンピックに反対する声は多くみられます。一番多い声は「五輪の後に必ず景気が落ち込む」という経済法則です。長くデフレ不況を続けている日本には、財力も体力もないから、活動を止めて静かにしている方がよいという意見です。

シンガポールのペーパーカンパニーに開催地決めの投票工作を依頼したと、フランスが日本を調べているニュースもあり、インチキなら直ちに開催を返上せよという声も多い。声の裏には、政界のお友だち企業だけが儲かる仕組みがあるのは確か。その根拠は人件費節約宣言です。経済波及を小さな輪にとどめる宣言です。

しかし注意がいるのは次の声です。「オリンピックはもう飽きた」「もうたくさんです」「どうせ見ないし」。飽きていない人や、実物を見たことがない人のために開催しても公平なはず。21世紀だけでソルトレイク以降の冬夏すでに9回ですが、実物を見た人は一部だけ。

まして1964東京オリンピックを見た世代の「もういいよ」は説得力なし。少年少女や児童が世界一のスポーツを間近に見るなら、断片シーンであれ教育的な意義は大きいでしょう。開催が大国の持ち回りの貧乏くじだとしても、降りると斜陽感が大きいだけ。

「無駄な東京五輪はやめろ」の意見は、どの国のどの人が書いたかわかりません。世に一個しか存在しないインターネットのおもしろい性質で、アメリカ大統領選の候補者攻撃を、ロシアの団体がロシアから書き込んでいた現実もありました。昔は資金工作、今はネット工作。

1964東京オリンピックの翌年には法則どおり経済悪化し、しかし五輪運営は赤字でも内部の借金にとどまります。外国からの借金で開催するわけではなく、国内での金の貸し借りは内需に相当します。文化波及効果も全て足せば、日本株の支えにはなるでしょう。
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2019/03/10

大阪都構想のメリットの分量がわかりにくい問題

2015年に住民投票の僅差で反対多数だった大阪都構想は、メリットの規模がわかりにくいと言われ続けました。たとえば京都府と京都市の間にも、大阪と同じ問題はあるのかと疑問もわきます。普遍的な構造問題なのか、固有の特異性なのか。

大阪都構想が怪しまれた理由は、大阪市を五つの特別区に分割する点でした。全体の指揮を大阪府か都に一本化しても、特別区に五重コストがかかり相殺や逆効果になるから。五つをすっきりまとめた合理化が、現在の大阪市だともいえて、分けるとスケールメリットで不利です。

そもそも論もあり、節約で景気が上がると言われても、今日本は節約で沈んでいるわけで。何しろ、節約意識と不景気はイコールなのだから。つまり国にデフレ不況促進策があるから、全国的に不況で当然。二重の人件費とずさんな地域計画は解決法が異なるし、無駄金も一応府や近畿圏の地域経済になった理屈で。

日本各地に必要なのは無駄な経費の削減よりも、単純に市民が物を買うことです。庶民の購買力アップにつながらない改革は、失業した公務員の数だけ経済縮小するオチかも知れず。役所の経費を削減して、阪急百貨店や心斎橋商店街の売り上げが増える理屈が欲しい。

とはいえ現状維持だと最悪でしょう。大阪全体の落ち込みは慢性化し、その危機感で賛成票も多かった。東京一極集中による本社移転が構造問題であり、東京と大阪の二重出費を削減する国内の合理化で大阪府も伸びないわけで。やや好転した市の税収を、府の負債に回す策では間に合わない。

日本全国の二重行政のひとつは美術館です。よくあるのが、県立美術館と市立美術館の併存。両方とも県庁所在地の市にあるのが普通で。しかしある県では、新築の私立美術館は近代美術が主力で、古い県立美術館は現代美術が主力となりました。実験アートが県立へ残る棲み分けでした。二重三重も意外に悪くない。
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2019/03/08

はやぶさ2が小惑星りゅうぐうへタッチダウンした動画

小惑星探査機『はやぶさ2』が撮影した写真をつないだ、映像ふうの動画がJAXAから公開されました。小惑星『りゅうぐう』へ一本足を当てた、いわゆるタッチダウンの場面です。小石や砂がパラパラと舞い上がる様子が写っています。

初代『はやぶさ』が小惑星『イトカワ』にタッチした時は、衝撃で燃料もれが起き何カ所か故障したために、今回はあらゆる改良が行われたそうです。そのタッチ時に弾丸を撃ち、舞い上がった小石を採取する方式です。

初代は持ち帰った石が砂煙だけのプチ成功にとどまり、今回は改良されています。人類が得た地球外天体の土壌は、今もアポロとルナで得た月の石や土だけで、他天体の十分な量が欲しい。人が行けば手づかみできても、機械だとなかなか。

小惑星『りゅうぐう』は直径870メートル、重力は地球の8万分の1とわかり、質量50キロの人は約0.6グラムと、1円玉より軽くなります。人が何とか立てても、歩く一歩の動作だけで脱出速度を超えて、飛び立ってしまい戻れないでしょう。

なぜ大量の小天体が火星と木星の間隙に存在するかの疑問よりも、炭素や水はあるのか、太陽系の起源と生物の起源などの調査です。少し前に、地球の生物誕生は、月の前身が地球に激突した時だとする仮説が出されました。その前提の激突自体は昔の太平洋飛び出し説の後、アポロ15号で手堅い説になっています。

地球に衝突した天体にまぎれていた生物が、地球に乗り移った俗説がありますが、今は地球で生物が生まれた説が有力です。ただ、原始地球の水と電気だけでは有機物質に生命が宿るのは無理との実験結果もあるようです。日本は今、他天体の鉱物資源よりも、生命の不思議に関心が向いています。
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2019/03/05

写真のプロはプロ用の特殊なカメラを使っているのか

学生の時に後輩の一人と写真を話題にして、プロカメラマンが使う機材の話になりました。「プロは僕らアマチュアが買えない、市販されていないカメラとレンズを使っている」と彼は言い出したのです。「だってプロ写真家が撮った写真は全て、僕らと全然違ってきれいだから」。

プロも普通の市販カメラとレンズを使っているのだといくら言っても、「それはさすがに、どう考えてもウソだとわかる」「機材が違うから勝てない」と相手は自説を曲げません。プロ用の特別製カメラを、業者ルートで調達できるプロ特権があると信じていました。

たとえば宅地造成された空き地を写真に撮るとします。赤土に少し雑草が生えて、茶色く枯れた状態。その空き地をアマチュアとプロの誰が撮っても、できた写真はショボい。光景が平凡すぎて。そんな平凡な光景を、プロ写真家は撮らないだけの話です。

カメラが特別なのではなく、探し出した光景が特別なだけ。劇的なルックスと色彩がある光景を見つけ、レイアウトするのがプロ。これは「写真は芸術ではない」という芸術観に対して、反論にもなるでしょう。写真は機械に頼るから、人の手の跡が残らず芸術失格だという、日本に根強い論法があります。

ドイツでは逆に写真芸術が盛んで、芸術観の違いも読み取れます。特別な光景を探し出す目にワザありという発想が、ドイツにはあるのです。選択眼が芸術力。日本で多く語られてきた、デッサンの手腕と年季でにじむ匠の味わいを礼賛する、名画ファンの感覚とは異なります。だから日本で写真の地位は低い。

光景の探しやすさと構図のまとめやすさはファインダーの機能ですが、最近は一眼レフの光学ファインダーをテレビカメラ化した、いわゆるミラーレス一眼の商品競争が激化しています。ロストテクノロジーも関係があり、レフ式光学ファインダーの精度を日本以外で実現できない限界がからんでいます。
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2019/03/01

日本の強みが次々捨てられている原因はデフレ不況

100年近く前に、「世界で人種差別を禁止すべきだ」と訴えた国があったらしい。当時の先進国は反対し、国際会議で否決しました。訴えた国は世界の常識から浮きました。この史実は伏せられる傾向があります。訴えた国は戦前の日本だった。

中国のトウショウヘイ委員長の思想「黒猫も白猫も、ネズミを取る猫がよい猫だ」が、人種差別禁止と似てはいます。とはいえ、経済開放で金をかせぐ者を優秀な猫にたとえた成果主義の意味なので、日本の平等思想とは異なります。

日本の思想は、生まれつきの条件を採点するのは正義でないとする、公平性の哲学でした。これが日本国内の助け合いの慣習になり、近年海外から来た観光客が口をそろえる「日本は人に優しい国だ」の感想につながるようです。

日本の思想の集大成が国民皆保険制度であり、幸運な人が悲運な人の医療費を払う方式です。幸運な人同士の互助会とは違うから、運営に細かい加減も必要で、でも制度を放棄していません。悲運も自業自得で自己責任だという考えを、本来の日本人は嫌うからでしょう。

ネットで「僕の国は終わった」の声が各国からあり、「日本も終わり」と投げやりです。日本が21年間傾いた原因はデフレ不況で、呪いの言葉は「節約」「削減」でした。新幹線車両の検査費を削減して、台車の鉄が割れて製造から撤退したとか。トンネルの天井が落ちてワゴン車の全員が死に、高級家具店は身売り、省庁は障がい者を入れず経費節減。

巨大堤防計画があったのに建設費削減で、結局チェルノブイリを超えた福島原発。輸出列車は台湾で珍しく大脱線。ところで、日本美術の斜陽到来はいつか。最近のアート大暴落は節約のすすめが流行し始めた1988年と、30年も前でした。日本は江戸時代からハイコストの内需拡大が強みで、実は平等思想の表れでした。
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