大阪市の廃止消滅にあこがれる心理と人間|芸術の破壊的創造
日本では改革は全て悪く出ています。景気は下がり、社会経済は傾き続けました。その理由はわかりきっていて、改良や改善とは違い、改革は逆効果も同時だからです。悪い部分は良くなり、良い部分は悪くなる。朝三暮四的な改革も多いし。
企業でも根幹から変えて戻れない改革だと、意外に多くが倒れています。既存の物ごとの切り捨てが後で利いてきて、喪失に気づくと士気は著しく下がります。人間はロボットとは違い心理的な存在で、生物なのだとよくわかる現象です。
企業の強みは次々と改革して仕様変更する動きよりも、伝統と称したコアにあり、部分的にいじって広げていく方がプラスです。日本は1992年を境に好景気が終わり、バブル不動産の不良債権処理でマネーストックが300兆円以上消えました。
政府の通貨発行権で円を注入するよう世界は要求しました。が、銀行をよく思わない国民感情で見送り、日本は貧困化しました。今の50歳と30歳で、日本の実力がどの程度なのか体験が極端に違います。改革の不吉さは年輩こそ経験しています。
改革が失敗する法則は、美術制作も同様です。個人の生涯のテーマは初段の試作に表れているもので、それを捨てない方がうまくいきます。捨てて一新すると自分の絵に持って行く基盤がかすんで、以前に戻らない条件と相まって、自己流が収束しにくい虚無が生じます。
現代アート絵画塾でも、制作の改革や一新は逆効果だとみています。作品は手直しで見違えるほど改善し、逆転できるケースが大半です。野球のフォームとは違い、作品づくりで過去を捨て去るのは遠回りしすぎで、人はロボットのようにはソフトを替えられないものです。
企業でも根幹から変えて戻れない改革だと、意外に多くが倒れています。既存の物ごとの切り捨てが後で利いてきて、喪失に気づくと士気は著しく下がります。人間はロボットとは違い心理的な存在で、生物なのだとよくわかる現象です。
企業の強みは次々と改革して仕様変更する動きよりも、伝統と称したコアにあり、部分的にいじって広げていく方がプラスです。日本は1992年を境に好景気が終わり、バブル不動産の不良債権処理でマネーストックが300兆円以上消えました。
政府の通貨発行権で円を注入するよう世界は要求しました。が、銀行をよく思わない国民感情で見送り、日本は貧困化しました。今の50歳と30歳で、日本の実力がどの程度なのか体験が極端に違います。改革の不吉さは年輩こそ経験しています。
改革が失敗する法則は、美術制作も同様です。個人の生涯のテーマは初段の試作に表れているもので、それを捨てない方がうまくいきます。捨てて一新すると自分の絵に持って行く基盤がかすんで、以前に戻らない条件と相まって、自己流が収束しにくい虚無が生じます。
現代アート絵画塾でも、制作の改革や一新は逆効果だとみています。作品は手直しで見違えるほど改善し、逆転できるケースが大半です。野球のフォームとは違い、作品づくりで過去を捨て去るのは遠回りしすぎで、人はロボットのようにはソフトを替えられないものです。
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