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2022/06/24

フランスに続き日本も参議院選挙|ロシアウクライナ戦以降の世界秩序

日本は参議院選挙期間です。日本国民が一貫して政治に求めているのは「国の無駄をなくせ」です。これは通貨発行の停止を意味し、経済を右肩下がりに落とし国民の貧困化を進める方向です。結果の「失われた30年」はもう33年目です。

コロナ以降に国民の一部は、国の無駄は逆に経済成長にあたると、やっと知り始めました。現代の財政は「管理通貨制度」と呼び、政府がお金を国民側にばらまき、人々に物を買わせて企業を育て、イノベーションを起こさせる順序です。アメリカも中国もそれで伸びた典型。

この解釈が戦後常に、あべこべにひっくり返されていたのです。企業の社長がまずイノベーションを行い、企業増収となれば世のお金が増える。それが経済成長だと大勢が誤解してきました。国民のおそらく99パーセントがこの考えです。

これの何が間違いかは、まず民間企業や家庭や個人がお金を増やせば、通貨偽造の犯罪です。各企業がお金を増量など不可能なのです。お金が増えるのは、銀行から誰かが借金し、負債がかさんだ時だと国際的に決まっています。イングランド銀行方式を、スイスにあるBISが強制しているからです。

それに逆らった日本でお金不足が続き、国民の自殺は目に見えて増え、歴史や領土を外国から攻められました。外国が日本を攻める資金は、日本人が嫌う「自国通貨の発行」です。国の支出は国民が負担するわけがなく、政府が毎回ボタンを押して書く電子数字です。コストはタダ。

日本の国家予算は年間100兆円です。参議院議員の立候補者は二つに分かれます。国民の負担は0円だと知る人と、知らないから国民に100兆円負担させる人の二つ。国民は後者に誠実な人柄を感じ続け、結果の「失われた30年」はもう33年目です。
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2022/06/19

一回の展示では脈のある作風を判断できない|時の運や偶然もある

作品を展示して売れず、同じ場所で翌年は売れて「やったー」という結果は意外にあります。美術は一作を一点しか販売しないから、結果の統計的なばらつきが大きくなります。時の運や偶然で、お客とのめぐり合わせがどうなるかわからず。

絵はがきのように一作を何十点も持ち込む場合でも、展示会ごとの売れ数のばらつきは大きいわけで、一点限りを置く絵画類では一度展示して残っても、その作風はだめだとしてあきらめるのは早いわけです。

その線で続けるか、それとも作風を変えてしまうか、頭を使い冷静な判断が必要になるでしょう。その回に買われなかった理由が作品内容にあったとしても、何がそれなのかは自己診断で突き止められず、改善方向が逆に走ったりも起きます。

グループ展には大勢のお客が来るから露出度が高くなりますが、お客の関心は分散します。個展でワンマンショーにすれば、今度は来てくれる絶対数が少なくなるから、結局はどちらも回を重ねる必要があります。

それで作品を送り込むこちらの最も堅実な解決法は、作者のベスト作を適切に選ぶことになります。作品のナンバー2相当ではなくナンバー1をズバリ出すことです。なぜなら歴史的巨匠をみても、名作はけっこう一点豪華だからです。つまり生涯の傑作は限られるから、ここでも頭を使います。

歴史的巨匠には「この一点」があり、それがなければ地味に終わっていたかもという疑問もあります。ピカソのように、代表作が10点もある方が例外です。音楽でも出世作が生涯の最高作ということも多く、他人の推薦で扉が開いたケースも多い。
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2022/06/10

デジタルカメラの操作の習得と準備|フィルムカメラより複雑

『絵画撮影技術ガイド』企画は、平面作品をデジタルカメラで撮影する講習です。カリキュラムの大半が写真工学のカテゴリーにあるやや難しい原理の応用ですが、デジタルカメラの操作性自体が複雑です。とても便利なのに使いづらい問題です。

一例はISO感度の自動設定です。フィルムカメラはISO64や100、400や1600などに最初に決めて、36枚フィルムの全コマを同じ感度で写します。デジカメだと1枚ずつ変更でき、しかも自動設定にして相反則の逃げとしてしわ寄せできます。

絞りとシャッター速度の二つの反比例では済まず、事前にアルゴリズムをプリセットして制御すれば、パラメーターは三つどもえになります。また近年の標準レンズはズームレンズ中心だから焦点距離も課題になるし、ピント合わせを選ぶオートとマニュアルのスイッチはレンズ側にあります。

そうしてカメラの設定は普通、ボタンを何度も押して奥深くで切り換えるから手間だし、最重要な何かを間違ったまま全滅する恐れもつきまといます。カメラ設定をワンセットとして記録し、ボタンひとつで切り換えられるのは、比較的上位の機種だけです。

切り換え機能がないカメラだと、複数カ所を切り換えて回る準備作業がめんどうです。カメラを準備完了にするまでが、一苦労です。メモを用意しないと切り換えを忘れそう。

カメラ内部にはソフトウェアが複数入っていて、機種ごとのファームウェア以外にレンズの歪曲収差を補正するソフトも、新レンズ発売のたびに更新されます。メーカーのサービスサイトで、最新版をダウンロードします。RAWデータの現像ソフトも時々バージョンアップされます。
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