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2023/08/25

新自由主義が先進国を壊し尽くす時|日本は今から徹底破壊へGo

「新自由主義」は「ネオリベラル」とニアリーイコールです。理念を平たく言えば選民思想、格差拡大です。人類を二分して、強い者が弱い者を隷属させ搾取する。ダーウィンの『種の起源』に記された「進化論」に影響を受けています。自然淘汰の経済版といえます。

テレビのカリスマご意見番や人気コメンテーター、経済学の権威者が言う「優れた人にお金を渡し、劣った人には渡すな」の信念もそれ。現に累進のない定率の消費税では、格差を開く目標が最初の案に含まれました。「税を広く薄く」は、要するにジェノサイドの意味です。

新自由主義は大そうなイデオロギーに思えますが、大口資本家が総取りする方便として、自由をバラ色と吹聴するデマです。たとえば国営公社を民営化し自由市場に入れると、通貨増量が省かれ、所得減が行き渡り、大勢が自殺して当たり前すぎ。この弱者淘汰に賛同する民意が怖い。

庶民を所得減にすることも、新自由主義の教条です。そこにじゃまが入るのが福祉です。国家が資金を投じ、ハンデキャップを小さくするのが福祉です。新自由主義はそれが大嫌い。「生まれつきの障がい者は淘汰されるべきなのに、国が加勢して活躍させるのはフェアでない」が新自由主義のエリーティズムです。

現代の政府出資は、必ず政府貨幣を追加発行した増分を投じます。つまり国の財源は通貨発行です。1973年以降は、国が払うたびにお金を刷り足す方式です。それを政権にやらせなければ格差は拡大するから、強者と弱者の振るい分けが早く進む。それが新自由主義。ネオリベラル。

ということは、新自由主義は恵まれた家系のボンボンや、運よく成功した人たちが支持します。テレビ人にめちゃ多い。恵まれていない者や運が悪かった者は、言い出さない。それで最初の話に戻ります。新自由主義は選民思想だと。
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2023/08/15

耐え難きを耐え、忍び難きを忍び|国債発行罪悪視のジェノサイド

終戦の日の正午のニュースで流れた玉音放送。よく引用されるくだり「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」のあれ。玉音放送を現代の言葉に直すと、昭和天皇が平和の実現のために、これから耐えて忍ぶ誓いらしい。国民の窮乏の話ではなかった。

最近はアメリカ公文書がネットで検索できる恩恵で、第二次世界大戦の日米戦争の謎が解明されてきました。開戦時に総理大臣だった東条英機は反戦主義の顔だったようで、とばっちりの災難でした。しかも日本軍も、アメリカと戦争しないことは決定していました。

パールハーバーへ海軍を動かした山本五十六は、なぜ勝手に開戦したのか。バックに誰がいたのかが謎でしたが、内閣と軍に逆らった黒幕はきっと民間だと考えていたら、どうやら財閥の系統、つまり資本家、つまりディープステート、日本で言う政商らしい。恒例のパターン。

そもそも太平洋戦争はアメリカの命名で、日本語では大東亜戦争で、植民地インドを足がかりに東へ攻めてくるイギリスとの戦争です。日本が圧倒した後に、インドネシアの石油をめぐりアメリカが参戦。この戦争で日米の国力は逆転し、米は日を恐れ『WGIP』『歴史抹消』『禁書』で日本人への洗脳教育がスタートします。

ひとつが憲法の「軍の違法化」で、もうひとつが財政法4条の「国債発行の禁止」です。国債とは国民を赤ちゃんにたとえれば母乳であり、これを禁じて借りミルクも禁じているから、子どもは全滅して一代で終わるはず。つまりジェノサイド。

日本民族の絶滅がまだなのは、米軍が抜け穴を用意したから。抜け穴を平成9年にふさいだ黒幕が、日本の官僚と政商です。支配権とカネと女がほうびの権力構造を暴露したインサイダー本が今売れています。そうです、貧困促進は男社会の野望です。復刻された禁書も読めるよう、地元図書館でカード登録しました。
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2023/08/02

ツイッターの青い鳥がXに変わった|CI的には相当なマイナス

ツイッターの知られた「さえずる青い鳥」マークが廃止され、Xマークに変わりました。ツイッターブランドづくりとして、最も成功し貢献したCIがあのマークだと思われ、アップル社のりんごマークに匹敵する成功例といえるでしょう。

それを捨てて「X」をデザインしたマークは、ツイッターとの引っかかりが遠くなり、物語性がつくれないまま低調になるかも知れない不安が言われています。このような企業ロゴデザインが日本で大流行した前回は、電電公社民営化のNTTマークが発端でした。バブルより前。

ツイッターのコンセプトは、140字以内の簡潔な短文でメッセージを発信し、意見交換するものでした。簡便と高速性で「フルーツ買ったナウ」のNOWブームも、ツイッターで流行してデザインTシャツなどに広まったものです。

意味上の脈絡が見えないXマークへの変更は、新オーナーのイーロン・マスク氏のパーソナルな盛り上がりなのかも知れません。実はこういう突発的な変更願望は、たとえば日本の国旗を変更する持ちかけとして出たことがあります。

戦前の日本が日の丸をかかげて、対英国列強戦と共産主義との闘いに挑んだ末に、悲惨な敗戦を喫したので、国旗を変更する案も出たという。しかし日の丸の起源は戦国武将にさかのぼっており、昭和の激動よりもずっと歴史あるものです。

歴史を失い後悔する結果は世界史にみられます。典型が増税で苦しんだ市民がクーデターでお家取りつぶしの、ルイ16世やマリー・アントワネットらブルボン王朝です。400万人が亡くなったフランス革命で王室を消し去り、国威のグレードダウンが今さら改めて沈痛な喪失感なのです。
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