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2015/05/12

美術家の作家サイトを原点から考え直す

日本の美術家が作家サイトを持っても、何も起きず、何も得ることなく年月が過ぎたというのは普通のことでした。もっと後で新展開があるかと思いきや、やっぱり何も起きない。このネットの鈍さと幻滅がひとつの理由で、新しいタイプの海外美術展示活動が生まれました。

日本国内には、美術家を引っかけてアイデア利用する者はそれなりにいても、いち早く青田買いして支持する民間コレクターはほぼ皆無です。作家サイトに入れ込めど、魚影のない水に糸を垂れる虚しさがつきまといます。ウキがピクリとも動くことなく。

欧米には手つかずの新人美術家を探す勢力がいますが、日本では押しも押されもしない名士の追っかけを指して、文化活動と称する傾向があります。よく指摘される「決まっている価値を追う」というやつ。あなたが有名人になれば見てあげます、偉くなった時に僕は相手をしてあげます、という。日本に穴場ねらいなし。ダークホースに賭けない性分。

話を作家サイトに戻しますが、海外展示の見物客が作家サイトアドレスをたずねてくることがあります。その時、サイトがなかったり、無料ブログやSNSで代用していると、副業や日曜画家、学生かと思われたり、継続的には作品供給できない横好きのニワカに映ります。

そこで、こちらで作家サイトを作る計画が前からありますが、これが割り切れない問題にすぐに直面します。ひとつは、何もかもを収録した自分博物館をつくる壮大な夢に向かいがちな問題です。もうひとつは資金難でしょう。夢と現実のはざまで、サイトなし状態が長引いている美術家がいます。
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