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2016/10/10

ジャパン・フェスティバル・ベルリンはヨーロッパ式展示会

ヨーロッパでは作品を認めるか認めないかの判断が民主化しているから、アートフェアと呼ぶ市場(いちば)、バザーが一般化しています。アートメッセ(美術見本市)も、同じ意味です。価値観が逆の日本では、公募コンテスト展が一般的です。

ドイツには美術関連やデザイングッズ、他ジャンルの産物に拡大したアートイベントも多く、ジャパン・フェスティバル・ベルリンもその一種です。会場にフランスやアメリカ色はなく日本一色で、お客も日本ファンですが。

ジャパン・フェスティバル・ベルリンも、純粋に売買の場です。出展作家を全然知らないお客も買い付けに来て、知人の輪の中で売買するサークルとは違います。同じフェスティバルと呼んでも、日本国内で開かれるタイプはどちらかといえば、知古の仲間の集いや同人オタクの親睦会の趣です。

日本人がヨーロッパ式で最も違和感があるのは、美術の商品化でしょう。日本の公募コンテスト展では作品に値段をつけず、売らない前提だからです。自作品の値段を初めて考える場合も多くなります。市場規模がドイツは大きく日本がごく小さいのは、当然の成り行きでしょう。

だから日本の美術家はプロ化せず、いわばハイアマチュア相当が多くなっています。スポーツのプロとアマのような違いが、海外アートと日本アートの間にもあるようです。
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